というのも、ポーランドのレストランは、そして東欧のレストランは一般的に、パリにはあまりないからだ。ポーランド人シェフ、ピョートル・コルツェンは、 ポーランド料理に対する先入観を払拭することを目的に、自身初のレストラン「マトカ」をオープンしたばかりだ。
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マトカの大晦日メニュー2025 129 €/人 ドリンク別
アミューズ・ブーシュ キャビア、燻製セロリのエスプーマ、アントニウス・バーリ・キャビア、ライム
第一のコース 鴨、鴨のコンソメ、足のコンフィのラビオリ、ロバージュ
第二の前菜 ニジマスのカルパッチョ、コールラビのレムラード、マスの卵
第一のコース ウナギの燻製、ほうれん草、ビスク、アーモンド
セカンドコース 牛フィレ肉のストロガノフ風、エルサレム産アーティチョーク、黒トリュフ
プレデザート ウォッカ、ビーツのグラニータ、ウォッカ、シトラスフルーツ
デザート チョコレート* * *
料理がまずい?伝統的すぎる?茹でたジャガイモとキャベツ?そうかもしれないが、それだけではない! ポーランド料理は、経験豊かなシェフが調理すれば、素朴で、本格的で、まさに美食でもある。 ピョートル・コルツェンがまさにそうなのだ!
2015年にフランスにやってきた30歳の彼は、マンダリン・オリエンタルのレストラン「シュール・メジュール」でティエリー・マルクスの庇護のもと5年間働いた後、ブローニュ=ビヤンクールの「ラ・マシン・ア・クード」でビストロ料理に転向し、厨房の責任者となった。
今年5月、シェフは自身の文化と国籍へのオマージュとして、Matka(ポーランド語で母)をオープンし、深みに飛び込んだ。暖かく家庭的な内装(暖炉付き!)と典型的な東欧のモチーフで、美食家たちを20世紀へと誘う。
アラカルト・メニューでは、ピョートル・コルツェンが、ビーツ、発酵ビーツ、キュウリ、ディルを使った驚くほど爽やかなボルシチ、クロドニク(12ユーロ)、クミンとマスタード・ピクルスでスパイスを効かせたヘッドチーズ、サルチェソン(13ユーロ)など、ポーランド料理の偉大な古典を 美食バージョンで提供している;上質のマッシュポテト、牛のチーズ、キャラメリゼした玉ねぎを詰め、サワークリームに浸したピエロギ(23ユーロ)、子羊のコンフィを詰めた絶品のキャベツ、ゴラブキ(26ユーロ)。
デザートといえば、チーズケーキのポーランド版ともいえるルバーブ・セルニク(14ユーロ)や、ケシの実、チョコレート、クルミ、クリーミーなメレンゲ入りのケーキ、マコヴィエツなど、この国の伝統的なケーキが必ず見つかるはずだ。
ポーランド 料理の原点を忘れず、 コンテンポラリーでガストロノミックなパリのレストランの食卓で、ポーランド 料理にふさわしい場所を見ることができるのは、なんと嬉しいことだろう。
所在地
マトカ
78 Rue Quincampoix
75003 Paris 3
料金表
Menu déjeuner mercredi au vendredi, entrée/plat ou plat/dessert : €24
Menu déjeuner mercredi au vendredi, entrée/plat/dessert : €29
Menu déjeuner samedi dimanche, entrée/plat/dessert : €34
Menu dégustation en 5 temps, le soir et le samedi et dimanche midi : €69
公式サイト
www.matkarestaurant.fr