この店は、パリで最初にオープンしたビッグ・マンマのひとつで、 イースト・マンマに次いで2軒目であり、当初から、ティグラン・セドゥと ヴィクトル・ルジェのグループが、パリのイタリアン・ガストロノミー 界で将来覇権を握ることを予告していた。
オーベル・マンマはその名の通りオーベルカンプ地区にあり、開店から10年近く経った今でも、パリ東部で イタリア料理を楽しみたい人には欠かせない店である。アペリティーボの時間にちょっと一杯、ビジネスランチに立ち寄るもよし、友人とアンティパストを食べながら夜を過ごすもよし。
雰囲気はイタリアのトラットリア。入口の象徴的なバーではカクテルが 供され、テラス席では太陽が顔を出すと楽しい。店の奥の騒々しく活気あるダイニング・ルームでは、堂々とした 薪オーブンのあるオープン・キッチンの向かいにあり、カウンターで食事をすることも、自然光が店内を照らす壮麗なガラス屋根の下のベンチでくつろぐこともできる。
イタリアの生産者から直接仕入れた ボッテ地方の最高級の食材に誇りを与えること。マルサラワインとプロセッコでマリネし、50日間スモークして熟成させたコッパの心臓(9ユーロ)のように。
前菜には、定番のブッファラや ストラッチャテッラのほかに、濃厚なトマトソースにボタンマッシュルームのソテーと一緒に浸した ペコリーノチーズ入り卵のグラタン(7.5ユーロ)など、ユニークなメニューもある。すべてを試せなかったという後悔を除けば、他のメニューはスムーズに進む。
プリミ・プラティとセコンド・プラティには舌を巻く。イタリアン・トマトソースのリゾット、グアンチャーレ・デ・コションとペコリーノ・フォンデュ(17ユーロ)、純粋なミラノ風オッソブーコ(17ユーロ)、そしてもちろん店内で調理される 生パスタの数々。快適さ満点だ。
しかし、最高の ナポリ・ピザを生み出す荘厳な薪窯を忘れることはできない。白をベースに、モッツァ・フィオル・ディ・ラッテ、リコッタ、ハーブで焼いたハム、タッジャスケ・オリーブ、ボタンマッシュルーム、チャイブ、バジルをトッピングした ダンシング・クイーン・ピザ(17ユーロ)を選んだ。
セラーにある100種類以上のリファレンスから イタリアワインを1杯か、注文してすぐにサーブされるカクテルを1杯。もちろん、クラシック、ヴァージン、ベリーニ・バージョンの スプリッツ(10ユーロ、プロセッコ、白桃のピューレ、ラズベリー)も少量用意されている。
デザートは前菜とピザに戻るしかない。しかし、ティラミス(8ユーロ)とバノフィー・パイ(9ユーロ)はとても食欲をそそる。この古さを感じさせないレストランにまた来る理由ができた!
開催日および開催時間
より 2024年12月17日
所在地
オーベル・マンマ
107 Boulevard Richard Lenoir
75011 Paris 11
公式サイト
www.bigmammagroup.com