現在、パリ・フィルハーモニー管弦楽団では「メタル:ディアボルス・イン・ムジカ」展が開催されているが、アルテは 2024年4月26日(金)、この音楽ジャンルに敬意を表し、後半に上映することにした。午後10時35分から上映される、ソフィー・ペイラール監督によるこの未公開フランス・ドキュメンタリーは、私たちを"Nwobhm"、言い換えれば"ブリティッシュ・ヘヴィ・メタルのニュー・ウェーブ"へといざなう。このムーブメントは1970年代後半にイギリスで生まれ、当時レッド・ツェッペリンやディープ・パープルといったバンドが牽引していたロック界に革命をもたらした。特に"Nwobhm"は、メタルに新しい顔を与えた。
その後、アイアン・メイデンや、このジャンルでは数少ない女性バンドとされるガールズスクール、デフ・レパード、サクソン 、ダイアモンド・ヘッドなど、破壊的なリフと熱狂的なリズムで武装したバンドが数多く登場した。音楽に合わせて必死に頭を振る "ヘッドバンギング"が登場し、有名な"エアギター "も登場した。
かなり不安定なスタートを切ったが、メタル音楽への情熱を持ったDJの ニール・ケイは、当時バンドワゴンと呼ばれていたロンドンの会場のおかげで、"ブリティッシュ・ヘヴィ・メタルのニュー・ウェーブ"の本格的な普及に貢献した。
ドキュメンタリー 『ヘビーメタル・キングダム:ブリティッシュ・ロックのニューウェーブ』は、このジャンルの大物アーティストや、間違いなく"Nwobhm "に足跡を残したあまり知られていないアーティストのアーカイブ映像や独占証言を通して、このムーブメントの足跡をたどる:ガールズクールのシンガー兼ギタリスト、キム・マコーリフ、メタリカの伝説的ドラマー、 ラーズ・ウルリッヒ、アイアン・メイデンの初代シンガー、 ポール・ディアノ、サクソンの名シンガー、ビフ・バイフォード、ダイアモンド・ヘッドのブライアン・タトラー、そしてもちろん元DJの ニール・ケイ。
ドキュメンタリー"Heavy Metal Kingdom: La nouvelle vague rock britannique" (52分)はArteで2024年4月26日午後10時35分からご覧いただけます。