パリ5区を通るなら、植物園のたくさんの木々が涼しさを提供してくれるのを利用するのももちろんいいが、せっかくの左岸の小旅行なのだから、パリの大モスクを発見してみてはどうだろう。
この大モスクを建設しようとしたのは、第一次世界大戦後のことである。当時、政府はフランスのために命を落とした10万人のイスラム軍人に敬意を表したかったのだ。工事は1922年に始まり、1926年7月15日にガストン・ドゥメルグ大統領とモロッコのスルタン、ムーレイ・ユセフの立ち会いのもと、パリの大モスクが落成するまで続いた。
グランド・モスクは、フランス本土で最も古いモスクであるため、フランスのイスラム教徒にとって特別な存在である。イスパノ・ムーア様式で、フェズのエル=カラウイイェン・モスクに触発されたモスクは、 高さ33メートルの印象的なミナレットが主役です。
大きな扉口は、イスラム芸術の典型的な花のモチーフで飾られています。内部に足を踏み入れると、北アフリカの職人による 伝統的な装飾や 美しいモザイク画を目にすることができます。
見学中は、グラナダのアルハンブラ宮殿に似たモスクの 美しい庭園や、繊細な彫刻が施されたアーケードに囲まれたパティオを見学しましょう。また、本格的な装飾と見事な絨毯が敷かれた礼拝室もお忘れなく。
最後に、グランド・モスク・ド・パリには、図書館、女性専用のハマム、伝統的な品々を販売するショップ、伝統的なレストラン「Aux Portes de l'Orient」、美味しいミントティーを飲みながらルクームやその他の東洋のお菓子を楽しめる ティールームなど、くつろげるスペースがたくさんある。もちろん、お茶やお菓子はテイクアウト可能だ。
パリのグランド・モスクは、金曜日とイスラム教の祝日以外は毎日見学が可能だ。いい気分転換になること間違いなしだ!
所在地
パリのモスク
39, rue Geoffroy Saint Hilaire
75005 Paris 5
料金表
Tarif Réduit : €2
Plein Tarif : €3
公式サイト
www.mosqueedeparis.net
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金曜日とイスラム教の祝日を除く毎日:09:00~12:00 14:00~18:00