クーベルタン財団美術館は、ポーランド生まれのアーティスト、マリア・パパ・ロストコフスカ(1923-2008)の彫刻作品を紹介する企画展を開催している。ジャン・アルプ、ルシオ・フォンタナ、パリ・ヌーベル・エコールと親交のあったこの彫刻家は、アルビソラ(イタリア、トスカーナ)でテラコッタの制作を学んだ後、お気に入りの素材である大理石に情熱を傾けるようになった。伝統的な技法を用い、国際的な現代彫刻の温床であるイタリアのケルセタにあるヘンロー大理石工場の採石場で大理石を切り出す。