現在広場の中央を占めるライオンは、14区に工房を構えていたフレデリック=オーギュスト・バルトルディ(1834-1905)が彫刻したベルフォールのライオンのレプリカである。彼は、1870年から1871年にかけての戦争で、プロイセン軍からベルフォールを守ったデンフェール=ロシュロー大佐を記念してオリジナルを制作した。1879年、バルトルディの提案により、パリ市はルドゥーのパビリオンの向かいに、長さ22m、高さ11m、ヴォージュの赤砂岩でライオンの複製を現在の場所に建てることを決定した。
フレデリック=オーギュスト・バルトルディは、ニューヨークの自由の女神像と、パリのイル・デ・シーニュの先端にある小さな自由の女神像も設計した。