コンコルド広場は1755年から1775年にかけて建設された。アンジュ=ジャック・ガブリエル(1698-1782)が、欄干で囲まれた堀に囲まれた八角形を基調とした設計で建築コンペに勝ち、広場の中央に建てられた3300年前のピンク色の花崗岩のオベリスクは、1831年にエジプトの総督兼パシャであったムハンマド・アリからフランスに贈られた。重さ230トン、高さ23メートルのこの記念碑は、もともとはテーベ神殿(ルクソール)にあった。ルイ・フィリップの治世下、4年の旅を経てパリに運ばれた。オベリスクは象形文字で覆われている。台座には、オベリスクを運び、広場に設置するために使用された技術的手段が記されている。