毎年9月の第3週末に開催される ジュルネ・デュ・パトリモワンヌ(文化遺産の日)は、私たちに豊かな文化的発見を体験する機会を提供してくれる。今年で41回目を迎えるこの文化イベントは、2024年9月21日と22日にパリとイル・ド・フランス地方で開催される。美術館、博物館、 モニュメント、 教会、病院、施設、そして普段は一般公開されていない場所での無料見学や特別イベントなど、盛りだくさんのプログラムが用意されている!
今回は、文学者協会の本部であるオテル・ド・マッサが、その歴史を紹介する!1778年から1784年にかけて、建築家ル・ブルジエによってシャンゼリゼ通りに建てられたこの個人邸宅は、もともとは「フォリー」、つまり18世紀末に流行したシャンゼリゼ通りの遊歩道に面した田舎の隠れ家でした。
1926年にギャラリー・ラファイエットの会長が大規模な複合ショッピング施設を建設するためにこの土地を購入しようとしたとき、この建物は取り壊しの危機に瀕していた。解決策は?建物を保存するために、石をひとつずつ14区と天文台庭園の土地に移動させたのだ。
1928年1月から10月まで、この作業はパリを不安のどん底に陥れた! 1929年、バルザック、ユーゴー、デュマ、サンドなどの著名な作家が1838年に設立したソシエテ・デ・ザン・デ・レトルが入居した。現在、オテル・ド・マッサは、アール・デコ調の家具(1928年にギャラリー・ラファイエットのメトリーゼに依頼)の宝庫であり、フランスでも珍しい歴史的建造物に指定されているほか、19世紀と20世紀の作家の胸像、 ソシエテ・デ・ザン・デ・レトルの歴史を彩った作家たちの手紙や原稿のコレクションを誇っている。
18世紀にシャンゼリゼ通りに建てられ、1927年にフォブール・サンジャック通り38番地に石を積み上げて解体・再建されたオテル・ド・マサの驚くべき歴史、そこに住んだ著名人、そして現在オテル・ド・マサに入居している文学者協会をご覧ください。オテル・ド・マサは現在改修工事中で一般公開されていないため、この展覧会はフォブール・サンジャック通り38番地の周囲の壁に展示されている。
開催日および開催時間
から 2024年9月21日 へ 2024年9月22日
所在地
ホテル・デ・マッサ
38 Rue du Faubourg Saint-Jacques
75014 Paris 14
料金表
無料
公式サイト
www.sgdl.org