すでにアヌシー映画祭で受賞している『ナヨラ』は、今年のグアダラハラ映画祭で最優秀アニメーション作品賞を受賞した。物語を通して、大西洋に面した中央アフリカの小国アンゴラの歴史に浸ることができる。かつてポルトガル領だったこの国は、1975年にようやく独立を果たした。その直後に内戦が勃発。25年以上にわたる紛争は、この国、その家族、そしてその歴史を長年にわたって荒廃させた。
ナヨラ』の舞台は1995年から2011年にかけての内戦終結の時期である。ホセ・ミゲル・リベイロと ヴィルジリオ・アルメイダの監督コンビは、3人の主人公を脚本の中心に据えることで、この戦争が市民に与えた影響とその結末を描こうとした。戦争が終わっても、この緊迫した暴力的な状況の中で生き、発展していく祖母、娘、孫娘を描く。
アンゴラ。25年にわたる内戦に巻き込まれた3世代の女性たち:レレーナ(祖母)、ナヨラ(娘)、ヤラ(孫娘)。過去と現在が交錯する。ナヨラは戦争のさなかに姿を消した夫を探しに行く。数十年後、国はようやく平和になったが、ナヨラは戻ってこない。ヤラは反抗的なティーンエイジャーとなり、破壊的なラップ・シンガーになっていた。ある夜、覆面をした侵入者がナタで武装して彼らの家に押し入る。想像もしなかった出会いだった。
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