カール・ラガーフェルドの半生を小さなスクリーンで描いた後、今度は伝説のファッションデザイナー、クリスチャン・ディオールの 伝記映画が作られる番だ。アメリカのメディア『Variety』によると、この映画は、フランスのファッション・ハウスで長年働いた彼女の母親にちなんで、エルザ・ジルベルスタインがプロデュースする予定だという。昨年2月のセザール賞で『Simone, le voyage du siècle』を成功させたエルザ・ジルベルスタインは、ディオールの物語に魔法のようなタッチを加えたいと考えている。
この映画の舞台は、クリスチャン・ディオールが初めてアイコニックなコレクションを発表した1947年から1957年に亡くなるまでのパリ。ディオールハウス内でのデザイナーの出世、そしてジャック・ベニータとのロマンスなど、彼の人生における親密な瞬間が描かれる。
エルザ・ジルベルスタインにとって、ムッシュ・ディオールは「私生活について非常に控えめ」であり、今日に至るまで、その個性を定義することは非常にミステリアスである。「常に控えめで、同時にとても溌剌としていた」この2つの資質が彼を魅力的にし、彼の遺産はより特別なものとなった。
キャスティングはまだ明らかにされていないが、エルザ・ジルベルスタインがディオールスタジオのディレクターであり、ファッションハウスに欠かせない従業員であるレイモンド・ゼーナッカーを演じることはすでに発表されている。脚本家のジュリアン・テイセール(Netflixの『Plan Cœur』)が本作の脚本を担当する。
伝記映画に加え、ディオールのアイコニックなスタイルは、クチュリエ役のベン・メンデルソーン、カトリーヌ・ディオール役のメイジー・ウィリアムズ、ココ・シャネル役のジュリエット・ビノシュが出演するApple TV+のシリーズ「The New Look」でも描かれる。
公開日はまだ未定だが、この新しいファッション映画を見るのが待ちきれない!