オリンピック・アクアティック・センターは、2024年パリ・オリンピックのために建設された数少ないスポーツ施設のひとつであり、 セーヌ=サン=ドニ 県の人々のためのレガシーである。 スタッド・ド・フランスから目と鼻の先に位置し、高速道路をまたぐ歩道橋で結ばれているこの施設では、飛び込み、水球、アーティスティックスイミングの競技が行われる。
水泳競技も開催される予定だったが、結局手狭になったため、競技はパリのラ・デファンス・アリーナに移された。アクアティック・センターになる前は、このスペースにはエンギーの研究センターと、パリ地方にガスを供給するランディ・ガス・プラントがあった。 2025年7月からは、スポーツやレジャーのためのスクールセッション、スイミング、ダイビングのほか、フィットネスエリアやチームスポーツピッチとして一般に開放される予定だ。
10レーンプール、飛び込みプール、2,500人収容のグランドスタンドを備えた CAOは、2026年欧州水泳選手権を含む国際大会を開催することができる。水深を変えられる可動式フロアのおかげで、アクアティック・センターは幅広い用途に対応できる!また、フランス・プロンジョン(Pôle France Plongeon)により、フランス人アスリートのためのハイレベルなセンターとしても機能する。
センターの形状はユニークで、凹型の木製カテナリー構造としては世界最大である。低炭素施設であるアクアティック・センターは、すべて生物由来の材料で作られており、屋根は太陽光発電パネルで覆われ、国内最大級の都市型太陽光発電所となっている。
ゴルフ場へは、地下鉄 13号線と14号線で サン・ドニ駅まで、RERのB線とD線でスタッド・ド・フランス駅まで、トラムのT8でサン・ドニ-ポルト・ド・パリ駅まで行くことができる。