この芸術散歩は、パリ市役所によると、「区における芸術の位置を強化する」ために、17区の市役所が主導し、Art en Ville協会が中心となって行っているものです。ノレ通り、ブロシャン通り、バティニョール市場には、合計で十数枚のストリートアートが描かれており、それぞれがこの地区の歴史の一部を独自の方法で反響させています。
ノレ通り5番地とブロシャン通り2番地には、バティニョール出身の詩人バルバラとヴェルレーヌに敬意を表したモリエ、ノレ通り47番地には、街のファサードの隙間に都会のミニフレスコを描いた ジャニンヌ・サントス、ノレ通り55番地には子供らしさと抽象画を描いたネリオの大きなフレスコなど、この地区に彩りを与えるアーティストがいます。さらに、ブロシャン通り12番地から16番地にかけては、舗装に包帯を巻き、小さなセラミックタイルで道路を修復するストリートアーティスト、エメムの作品に出会います。
さらにブロシャン通りを進み、マルシェ・デ・バティニョールに向かうと、抽象芸術と具象芸術が交差するこの場所の雰囲気にオマージュを捧げた ジョーの作品に出会います。また、 セスのトレードマークともいえる、学校や市立図書館を彷彿とさせるフレスコ画は、漫画や絵本の挿絵のような、特に子供らしいスタイルで描かれています。
モワンヌ通りでは、ストリートアーティストのパステルが壁一面に大きな有機的な形を描き、ラトゥールとスカーロは、カウンターでお酒を飲むパーティーシーンを、パステルと同じトーン(電気ブルー、モーブ、オールドピンク、明るい色)で表現しています。
そこで、この芸術的で詩的な新しいルートを発見していただくために、17区庁舎では、毎月1回土曜日の午後3時から ガイドツアーを開催しています。4月1日、5月6日、6月3日、7月1日のガイドツアーは満席です)。