オテル・デ・ザンヴァリッドには多くの美術館(アルメ美術館を含む)やモニュメントがあり、その中には1つだけでなく2つの教会がある。
この礼拝堂は1677年から1706年にかけて王家の専用として建てられたもので、内部の装飾にはルイ14世と王政の栄光が表現されている。ナポレオン・ボナパルトの時代には、エグリーズ・デュ・ドームは 軍事的なパンテオンとなった。テュレンヌ元帥の遺骨とヴォーバンの心臓が移された。
1840年、ナポレオン1世がセントヘレナ島で亡くなってから19年後、ドーム教会はナポレオン1世の遺骸を迎えた。それ以来、ナポレオン1世は、緑色のヴォージュ産花崗岩の台座の上に置かれた、赤い珪岩の印象的な墓に安置されている。
荘厳なドーム、半身を横たえて眠るヴォーバンを描いた黒大理石の石棺、そしてもちろんナポレオン1世の墓も見逃せない。
ルイ14世と陸軍大臣ルーヴォワの要請により、1676年にサン=ルイ・デ=インヴァリッド教会の建設が開始された。設計は建築家ジュール・アルドゥアン=マンサールに委ねられ、彼は国王と兵士が同じミサに参加できるような建物を設計したが、儀礼上、別の扉から入ることが義務付けられていた。兵士たちはまた、サン=ルイに捧げられたこの非常に地味ですっきりとした建物で、毎日ミサに参加することが義務付けられていた。
サン=ルイ=デ=インヴァリッド教会の聖歌隊は、フランスで唯一フランス国旗で飾られており、丸天井の下には敵から奪った国旗や旗を見ることもできる。ベルリオーズのレクイエムが初演されたのもこの教会である。
ちなみに、建築家ジュール・アルドゥアン=マンサールは、アンヴァリッド教会にローマのサン・ピエトロ大聖堂の柱廊にヒントを得た柱廊を設ける計画を続けていたが、この計画は日の目を見ることはなかった。
その代わりに1870年、2つの教会を隔てるガラスの屋根が作られ、驚くべき効果を生み出した。なお、建物の中からエグリーズ・デ・ソルダット(無料)からドーム(有料)に行くことはできない。
サン=ルイ=デ=インヴァリッド教会は、現在もフランス軍隊の聖堂である。お帰りになる前に、Jardin de l'Intendantの散策もお忘れなく!
開催日および開催時間
より 2024年12月17日
所在地
陸軍博物館
129 rue de Grenelle
75007 Paris 7
料金表
無料
公式サイト
www.musee-armee.fr