彫刻愛好家の皆さん、手帳のご用意を!ブールデル美術館では、2024年10月2日から2025年2月2日まで、オーギュスト・ロダンと アントワーヌ・ブールデルという2人の著名な彫刻家の作品を集めた展覧会「Rodin/Bourdelle: Corps à corps」を開催する。この展覧会は、この2人の彫刻界の巨人による真の対話を約束するもので、160点以上の作品を一堂に集め、それぞれの創作の世界を探求するとともに、この2人の巨匠のつながりと相違点を浮き彫りにし、近代彫刻の進化について魅力的な窓を開くものである。
展覧会は最初の展示室から、来場者を師弟関係の複雑な親密さにいざなう。15年間ロダンの傍らで制作を続けたブールデルは、ロダンからしばしば「未来への道しるべ」と見なされていた。展覧会の最初のセクションでは、ロダンの「手の延長」である修行者の役割に焦点を当て、コペンハーゲンの ニィ・カールスバーグ・グリプトテックから貸与された傑作《 岩の上のイヴ》でクライマックスを迎え、二人のコラボレーションを探求する。来場者は、ユニークなインタラクティブ・デジタル・デバイスによって、彫刻家たちの靴の中に入り込み、創作過程に魅了されることだろう。
展覧会は、ロダンと ブールデルが頭、手、胴体といった人体の一部に表現上の自律性を与えた、断片の美学についての探求へと続く。このセクションでは、特にレイモン・デュシャン=ヴィヨン、コンスタンティン・ブランクーシ、アルベルト・ジャコメッティの作品を通して、これらの断片が現代美術に与えた影響に焦点を当てる。最後に、メタモルフォーゼとハイブリダイゼーションのセクションでは、神話に魅せられた2人のアーティストと、ケンタウロスのような人物の革新的な解釈に焦点を当て、この形態が持つ無尽蔵の創造の可能性を明らかにする。
ロダン/ブールデル展:集団と集団」は、アヴァンギャルドに多大な影響を与えた2人の偉大な彫刻家の遺産についての考察で締めくくられる。美術愛好家にも歴史愛好家にも必見のこの展覧会は、称賛と考察を呼び起こすに違いない。
開催日および開催時間
から 2024年10月2日 へ 2025年2月2日
所在地
ブールデル美術館
16/18, rue Antoine Bourdelle
75015 Paris 15
料金表
Tarif réduit : €8
Plein tarif : €10
公式サイト
www.bourdelle.paris.fr
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営業時間は火曜日から日曜日の午前10時から午後6時まで。