これからやってくる冬を乗り切るのに理想的な、 心安らぐ住所がここにある。アリックス、ヴァンサン、マルタンという3人の友人によって2015年にオープンしたコダマは、パリのモントルグイユ地区にある魅力的なショップ兼 ティーバーだ。
メニューには、2020年にゴー&ミヨ賞を受賞したこの紅茶職人チームによって一から作られた 約40種類の紅茶やインフュージョンが並ぶ。 彼らは世界中からインスピレーションを得て、 オリジナルの味と香りを持つオリジナルブレンドを作り出し、 フランスの 最も美しい 表現への オマージュとして選ばれた美味しい名前で、「Kodama」の看板を掲げたシリーズとして提供している。
その中には、スペアミント入りのル・ヴァン・アン・プープ緑茶、ア・クール・ヴァイラン緑茶(ミント、オレンジピール)、ア・フルール・ド・ポー白茶(バラ、スミレ、ジャスミン)、ラ・パルト・デ・ザンジュ白茶(フレークアーモンド、ポップコーン)、コム・デ・プティ・パン紅茶(デーツ、カカオ豆)、オー・プティ・ボヌール紅茶(桃、ローズマリー)などがある。また、 Des Lendemains qui Chantent(ミント、甘草、レモン)、La Vie à Pleines Dents(ルイボス、リンゴ、甘いスパイス)、Du Bout des Lèvres(ハイビスカス、パイナップル、ピンクペッパー)など、魅惑的なニックネームの紅茶もあります。
コダマのパリの工房で100%天然素材から 手作りされるレシピは、保存料や合成成分を一切使わず、創業者の要望と季節に応じてメニューに登場しては消えていく。
冬でも夏と同じように、コダマでは低温でも茶葉の風味を生かすコールド・インフュージョン製法により、ホットでもアイスでもさまざまな茶葉を楽しむことができる。また、冬でも冷たいお茶は楽しめるし、例えば食事中に美味しい料理とお茶のペアリングを提案するなど、オリジナリティを出すこともできる。
もちろん、凍てつくような寒さのパリでは、冬の季節の罪深い楽しみのひとつである チャイラテ(5ユーロ)を存分に味わうことをお勧めしたい。ここでは、牛乳または 植物性ミルクから作られ、空気を含んでいるとはいえ濃厚な泡で覆われている。
毎日午後1時半から6時半まで、土曜日は午前11時から午後8時まで延長営業しているコダマには、11区でレストラン「マーション」を経営するシェフ、アレクサンドル・マーションの妹でパティシエのクレマンス・マーションが作る小さなペストリーコーナーもある。美味しい飲み物と一緒に、繊細な 自家製ペストリーをどうぞ。
ドアをくぐった瞬間から紅茶の香りが漂う、まさに小さな甘美の繭。