パリには コーヒーショップが増え続けているが、おいしいコーヒーと 自家製ペストリーがあれば、私たちは大好きだ。今回は、パリ11 区、ヌーヴ・ポピムクール通りにオープンしたばかりの ベトナム・フュージョン・カフェ、カフェット(Caphette)をご紹介しよう。
クリーム色のファサード、ウォーターグリーンの壁、カウンターとしてのレンガ、自然な手作りの壁灯が、このすっきりとした居心地の良いスポットの内装を構成している。2049年にレストラン「Ăn đi ăn đi」をオープンし、私たちを楽しませてくれたアデリーヌと ヴィエト夫妻。今は親となり、家族連れに優しい営業時間(8時30分~17時)の喫茶店の形態で、名物料理をご馳走してくれる。
コーヒーに関しては、同社はベトナムから独自のスペシャルティ・グリーン・コーヒーを輸入し、パリのモジョ・コーヒーで焙煎することにした。試飲できるようになるのを待つ間、そして品揃えを増やすことを止めないため、敷地内にはビルディング・コーヒーと ハノイ・コーナーのコーヒーが並んでいる。
ベトナムの名物料理について知っている人なら、ここで一番おいしいと思うのは、cà phê sữa đá(カ・フェ・スア・ダー)、つまり、本物のおいしいコーヒーを使ったベトナムのアイスコーヒーだろう。ロブスタ・コーヒー(ベトナムでよく見かけるコーヒーで、一般に信じられているのとは反対に、本当においしいものがある)、コンデンスミルク、ココナッツミルク、卵、砕いた氷をすべてシェイクして作る。暑い日には理想的な飲み物だ。
ケーキやスイーツに関して言えば、アデリーヌはベトナムにインスパイアされた作品を提供してくれるが、それだけではない。フランス系ベトナム人であり、様々な影響を受けてきた彼女は、枠にとらわれることなく、様々な料理で私たちの味覚を目覚めさせることを望んでいる。
今週のソフト・オープニングでは、スコーン、ケーキ、プラリネ・カシューナッツ・クッキーが登場した。その後、 ベトナム風ターキッシュエッグ、伝統的なバインミーとは一味違うサンドイッチ、エッグバンクオン、エッグサテ、グラノーラなどが朝食に加わる予定だ。また、ラ・ダッチャではすでにアンソニー・グエンのペストリーも登場する。彼は時にエキゾチックなアレンジを加えた作品で私たちを楽しませてくれる。
コーヒーショップは月曜日から金曜日まで営業している。おいしいベトナムコーヒーはいかが?