「少年とサギ』は、スタジオジブリの巨匠、 宮崎駿監督の新作アニメーション映画の名前である。フランスでの公開日は未定だが、すでに話題は尽きない。そしていつものように、音楽が重要な役割を果たしている。日本人作曲家として絶大な人気を誇る久石譲は、スタジオジブリの長年の協力者だ。 宮崎駿と 高畑勲によって設立された日本のアニメーション・スタジオからしばしばクレジットされており、『となりのトトロ』、 『天空の城ラピュタ』、『もののけ姫』、 『千尋の旅』、『動く城』、『 崖の上のポニョ』のほか、『Sonatine, mélodie mortelle』、『 Kids Return』、『 Aniki, mon frère』の音楽を担当している。
新作『少年と サギ』では、 宮崎駿はまたしても不世出の久石譲を起用した。フランスではまだ名前の知られていないもう一人のアーティストが、宮崎駿監督の新作アニメーションの主題歌を担当しているのだ。その名は?米津健志。この日本人アーティストは32歳にして、映画『少年とサギ』の主題歌「 地球儀 」を作曲し、キャリアの新たな節目を迎えた。
2009年、音声合成ソフト「VOCALOID(ボーカロイド)」で100万回以上聴かれた「むすんでひらいてラセツとむくろ」などの楽曲を発表し、その名を知られるようになる!2011年に自主レーベル「Ballroom」を立ち上げた 米津健志は、2012年に1stアルバム『diorama』をリリース。その後、2014年に『ヤンキー』、2015年に『ブレーメン』(ゴールドディスク)、2017年にはアニメ映画『 打ち上げ花火』の主題歌で大ヒットした 「打上花火」や、『僕のヒーローアカデミア』のオープニングに起用された 「ピースサイン」などを収録した『Bootleg』をリリース。
2018年にはシングル「Lemon 」をリリースし、また新たな一歩を踏み出した。アルバム『Stray Sheep』からのこの曲は、『アンナチュラル』シリーズの主題歌となった。ビデオクリップは8億回再生され、日本で最も視聴されたビデオクリップとなり、大成功を収めた!
2022年、彼女の曲 「KICK BACK」が『チェーンソーマン』のオープニング・テーマに選ばれ、さらなる成功を収めた。
この夏、米津健志はスタジオジブリの新作映画の主題歌「地球儀 」の 作曲と演奏を担当し、成功を収めた。
その名声の証として、米津健志は「Lemon」で 2015年日本レコード大賞のアルバム・オブ・ザ・イヤー、 スペースシャワー・ミュージック・アワードのベスト・アーティスト・オブ・ザ・イヤー2018、 MTV VMAJsの ベスト・ビデオ・オブ・ザ・イヤー2018など、すでに数々の賞を受賞している。
映画『少年とサギ』は2023年7月14日にプロモーションや予告編なしで日本公開された。次回のトロント国際映画祭(2023年9月7日)のオープニングに選ばれ、ヨーロッパでは9月22日にスペインのサン・セバスチャン映画祭のオープニングでお披露目される。
宮崎駿監督作品『少年とサギ』:ジブリ新作に対する私たちの意見
日本では、プロモーションも予告編もなく、ひっそりと公開された『少年とサギ』。11月1日に公開される宮崎駿監督の最新作を、今度はフランスが発見する番だ。 [続きを読む]