茶懐石 秋吉」は 、日本国外では世界初の茶懐石 レストランである。パリ 15区のレテリエ通り59bisにあるこの店で、有名な茶の湯をベースにした 洗練された和食 メニューを体験してほしい。オープンしてまだ1年しか経っていないが、2024年3月18日に一つ星を獲得した。
ご存じない方のために説明しておくと、茶懐石は 茶道に欠かせない日本の伝統料理である。単なる試食体験にとどまらず、料理の盛り付け、器の選択、部屋のレイアウトなどを通して、季節の移ろいや美しさに心を開くことを目的とした完全な体験なのだ。ホストは、ユネスコが和食として認定した伝統的な日本料理の原則を尊重し、食材の品質、調理法、盛り付けに細心の注意を払っている。ゲストは、一品一品を味わいながら、ホストの意図を理解しようとする。
茶懐石 秋吉では、シェフとそのチームが、日本の美意識を反映したメニューを考案し、一杯のお茶を引き立て、昇華させる上質な料理を提供している。メニューには、本物の空間で味わう良質の食材が並ぶ。上質な食器、日本にふさわしいセレモニー、そしてグルメな食事の間、あなたは日本文化へといざなわれる。
ご想像の通り、この特別な体験は決して安くはないので、特別な日に最適だ。ランチメニューは10品で160ユーロ、イブニングメニューは13品で240ユーロ。野菜と魚介類が中心で、最後に和菓子と抹茶(うす茶)で締めくくる。夜は立派な和ろうそくの灯りに照らされる。
その日のランチタイムは、まず「組湯」で心を落ち着かせ、これから始まる食事を静かに迎える。心が落ち着いたら、蒸したてのアルデンテの富山米「ニーバナ」の出番だ。この小さなポーションに、京都の白味噌とバターナッツ豆腐のスープである「汁わん」、そしてナマズの刺身をキュウリの皮に包んでポン酢ジュレを添えた「向付」が付く。ほんの数秒で、日本の美食の多様性を知ることができる。
蕪のすりおろしと鮟鱇の切り身を出汁で蒸した一品。備長炭で焼いたスズキにクレソンの葉とロケットを添えたものだ。本当に美味しい!
大根とホタテの天ぷら。ホウレンソウのソースが全体を引き立てている。大葉と大葉の上に焼いた鯖をのせた印象的な押し寿司、「しざかな・さばずし」。一口食べれば、日出ずる国へ連れて行ってくれる。
また、エルサレム・アーティチョークのチップスが入ったジューシーな「ハシ・アライ」のスープも大好きだ。香ばしい仕上げは、北極イワナのグリル、スライスした生姜と大葉を添えた炊き込みご飯の「めし」、そして「漬物」だ。
茶懐石秋吉は、紅あずま、シナモン風味のさつまいも、ゆずをベースにしたデザート「和菓子」で締めくくる。
メニューは定期的に変わりますのでご注意ください。この信じられないほどユニークな料理体験に参加しようと計画している方は、メニューが私たちのものと違っていても驚かないでください。
この体験と有名な茶道を特別な食事とともに楽しむには、事前の予約をお忘れなく。
所在地
茶懐石 秋吉 日本料理店
59 Rue Letellier
75015 Paris 15
料金表
Menu midi et soir : €160 - €240
推奨年齢
すべての
公式サイト
chakaiseki-akiyoshi.fr