サンジェルマン・デ・プレは、伝説的なブラッスリーや ブルジョワの街として有名だが、幸いなことに、このパリの中心街には、懐が小さく、急いでいる美食家のために、もっとお手頃だが、同じくらい美味しい店が数多くある。
シンプルなブルトン風ガレット、小麦のクレープ、牡蠣を提供する近所の小さなクレープ屋、ガレット・カフェがそうだ。アルバーヌとバティストという2人の兄妹が、フランス産と地元産にこだわっている。結局のところ、パリのすべてのクレープ屋が同じというわけではないのだ!
カンケール産の牡蠣から、ブリュットとドゥーの両方のシードルまで、この店のすべてがブルターニュと 美味しい料理にインスパイアされている。ガレットとクレープ付きのランチ・メニューが16.90ユーロ、ガレットと牡蠣6個付きのメニューが25.50ユーロ、牡蠣6個、ガレット、クレープ付きのグルメ・メニューが28.50ユーロ。満腹で帰るには十分だ。
メニューもさることながら、クレープやガレットの値段は、生粋のブルターニュ人なら背筋が凍るかもしれないが、真のパリジェンヌにとっては驚きではないだろう。無敵の フル・ガレット(11.50ユーロ)はもちろん、伝統的なブラック・プディング(14.50ユーロ)、ブナ材でスモークしたサーモン(15.90ユーロ)、伝統的なグリル・ソーセージ(15.90ユーロ)、アンドゥイユ・ドゥ・ゲーメネ(15.90ユーロ)などの 高級レシピもある。
山羊のチーズを添えたそば粉のパンケーキは、バターでローストしたリンゴ、栗の蜂蜜、クルミ、古酒のヴィネグレットを添え、甘みと風味がうまくマッチしている。 バナナとチョコレートのクレープ(8ユーロ)も同様で、日差しが降り注ぐ中、おいしそうに頬張った。美意識の高い人は、ガレット・カフェのメニューにある伝統的なクレープ・シュゼットもおすすめだ!