2019年にパリのノートルダム大聖堂を襲った火災の後、この国で最も訪問者の多いモニュメントの1つの改修が続いており、尖塔と 雄鶏が頂上に戻っている。2023年12月8日に現地を視察したエマニュエル・マクロン共和国大統領は、大聖堂の前庭を見下ろすAP-HP所有の建物、オテル・デュー内に、この宗教的建造物に完全に特化した 美術館を創設することを確認した。歴史と芸術の博物館として、大聖堂の 遺構を展示し、再建に携わった人々を紹介する。
新美術館の開館日は未定だが、ここ数カ月、ルーヴル美術館と建築・遺産センターでノートルダムに関する展示が 増え、大きな成功を収めている。ノートルダム大聖堂、その歴史と作品は、フランス国民や観光客に特に人気があり、2024年末に再びこの建物を見られることを喜んでいるはずだ。展示されるのは、火災の跡や発掘調査で発見されたもの、古いコケコッコーやヴィオレ・ル・デュックのステンドグラスを含む彫刻の断片などである。
また、このような重要な大聖堂の建設と修復を可能にした、建設当時と今日の卓越した職人技や職業を紹介する機会にもなるだろう。シテ島の中心にあるこの新しい展示スペースは、パリのノートルダム大聖堂の「宗教的、政治的、社会的、文化的な歴史」を掘り下げる機会にもなると、文化大臣は確信している。