漫画界が喪に服している...。ドラゴンボールの生みの親である鳥山明氏が、2024年3月1日に68歳で亡くなった。急性硬膜下血腫のためと、鳥山明自身が設立したバードスタジオが ツイッター(X)で発表した声明で説明している。
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- ドラゴン・ボールオフィシャル (@DB_official_jp)2024年3月8日
1955年名古屋生まれの鳥山明は、1984年の連載開始以来、世界中の読者やテレビ視聴者の心に刻まれ続けている漫画「ドラゴンボール」の作者として最もよく知られている。中国の古典文学『西遊記』を原作とするこのシリーズは、武術の天才である孫悟空の幼少期からの冒険を描いている。ドラゴンボール」が大衆文化に与えた影響は議論の余地がなく、全世界で2億6千万部以上が販売され、テレビシリーズ、映画、ビデオゲームなどで翻案され、「ドラゴンボールZ」や「ドラゴンボール超」といった続編もある。
ドラゴンボール』以前にも『Dr.スランプ』シリーズを世に送り出した鳥山明は、そのユニークな作風とユーモアで知られ、幅広い読者を魅了した。最近では、『サンドランド』がシリーズ化され、ゲーム化された。漫画業界への貢献は非常に大きく、彼の作品は2013年の第40回アングレーム国際漫画祭で特別賞を受賞した。漫画だけでなく、鳥山はビデオゲームの世界にも足跡を残しており、特に「ドラゴンクエスト」シリーズや「クロノ・トリガー」のキャラクターデザインは有名である。
鳥山明氏の死は、漫画家やファンのコミュニティに感動の波を巻き起こした。ワンピース」の作者である尾田栄一郎氏は、鳥山氏の死は「早すぎた」とし、「大きな空白」を残したとして、深い悲しみを表明した。出版社の集英社と バードスタジオも、鳥山氏の「偉大な功績」に敬意を表し、鳥山氏の作品がこの分野の多くのアーティストを楽しませただけでなく、インスピレーションを与えたことに感謝の意を表した。