壮大な年末ドラマ『八つ山』:レビューと予告編

発行元 Nathanaël de Sortiraparis · 掲載日 2022年12月18日午前11時44
前回のカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した "The Eight Mountains "は、シャルロット・ヴァンダーメッシュとフェリックス・ヴァン・グルーニンゲン(『アラバマ・モンロー』)が監督を務め、2022年12月21日に映画館で公開される。

カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したシャルロット・ヴァンダーメッシュと フェリックス・ヴァン・グルーニンゲンの 『八つの山』は、長く続く友情を描いた美しい物語である。ピエトロとブルーノは幼い頃に出会い、観客は数十年にわたり2人を追いかけ、2人の友人が毎年会う山奥の村へと向かう。パオロ・コジェッティが2016年に書いた同名小説の映画化である。ベルギーの2人の監督による共同作業は今回が初めて。フェリックス・ヴァン・グルーニンゲンは『アラバマ・モンロー』(2012年)、『マイ・ビューティフル・ボーイ』(2018年)によりすでに名を馳せているが、シャルロット・ヴァンデルマーシュは本作が初監督作品となる。

映画『八つの山』予告編

そして初めて、2人のアーティストはイタリアに移住する。 八つの山』は 素晴らしい自然の中で撮影された。約2時間半の映画の中で、ルカ・マリネッリと アレッサンドロ・ボルギ演じる主人公たちは、ヴァッレ・ダオスタの壮大な土地を歩き回る。美しいストーリーだけでなく、美しく撮影された瞑想的なハイキングシーンも楽しめる。しかし、この映画の最大の見どころは、登場人物たち、そして何よりも彼らを結びつける絆である。

映画『八つの山 』のあらすじ

ピエトロは都会の少年、ブルーノは ヴァッレ・ダオスタの忘れられた村に住む最後の子供。二人はアルプスの片隅にある、彼らの王国ともいうべき場所で友情を育む。人生は二人を引き離す。ブルーノが山の家に忠誠を誓う一方、ピエトロは世界中を旅する。この旅で、彼らは愛と喪失、出自と運命、そして何よりも生死をかけた友情について学ぶことになる。

評価

夢の設定によって昇華された『八つの山』は、2人の主人公を結びつける強い関係で私たちを感動させる。幼少期から成人期まで、2人がありとあらゆる状態を経験し、1つの人生がスクリーンの中で過ぎ去っていく。この映画は長いように思えるかもしれないが、登場人物を信じられるようにするために時間をかけているからこそ、これほどの成功を収めることができたのだ。

この物語を微妙なものにしているのは、ふたりの関係の細部だ。長い年月にもかかわらず、この絆は耐えながらも進化し、虐待され、壊れ、修復される。脚本が30年以上に及ぶという事実が、作品に大きな広がりを与えている。この2人の友人との絶え間ない同一性のおかげで、悲痛なラストシーンに至るまで感動が生まれるのだ。

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実用的な情報

開催日および開催時間
より 2022年12月21日

× 営業時間の目安:営業時間の確認は施設にお問い合わせください。

    平均期間
    2 時 27 分

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