監禁状態で撮影されたエコロジー作品『La Croisade』の後、ルイ・ガレルは監督4作目となる『L'Innocent』を発表する。今年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されたこの犯罪コメディはセンセーションを巻き起こした。2月24日金曜日に開催された第48回セザール賞授賞式では、助演女優賞(ノエミー・メルラン)と脚本賞の2部門を受賞した。
これまでの長編映画(『Les deux amis』、『L'homme fidèle』、『La Croisade』)と同様、俳優監督である彼は本作でも主人公を演じ、素晴らしいキャストに囲まれている。ロシュディ・ゼム(Enquête sur un scandale d'Etat、Roubaix, une lumière、Le Jeu)がこの主人公コンビで俳優をサポートする。また、AnoukGrinberg(Tromperie,La Nuit du 12)とNoémieMerlant(Portrait de la jeune fille en feu,Les Olympiades,Jumbo)も出演している。
60代の母シルヴィが服役中の男と結婚しようとしていることを知ったアベル(ルイ・ガレル)はパニックに陥る。親友のクレマンスに支えられ、彼女を守るために全力を尽くす。しかし、新しい継父ミシェル(ロシュディ・ゼム)との出会いが、アベルに新たな展望を開くことになる......。
パリで撮影された3本の映画の後、ルイ・ガレルは初めて『L'Innocent』を リヨンで撮影した。ロケーションを変えただけでなく、映画監督としての手法も変え、純粋なシチュエーション・コメディに転向した。この映画はしばしば笑いを誘い、演じ分けられたキャラクターが登場する。ノエミー・メルランを筆頭に、脇を固めるキャストも素晴らしい。
とりわけ、ルイ・ガレルとロッシェディ・ゼムというメイン・コンビが素晴らしい。二人の彫りの深い掛け合いのおかげで、二人のリズムは陽気で、笑いは尽きない。L'Innocent』は楽しい映画であり、ケーキの上のアイシングは、いくつかの印象的なシーンを作る、音楽の賢明な使用である。
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