カンヌ国際映画祭2024年 セレクションは、フランスのみならず世界各国の若手映画を紹介するものであるが、このたびそのセレクションが終了した。セリーヌ・サレットの初監督作品『Niki』がこのセレクションに加わった。
この映画は、シャルロット・ルボンが演じるニキ・ド・サンファルの伝記映画である。このケベック出身の女優にダミアン・ボナール、ジョン・ロビンソン(4世)、ジュディス・ケムラが加わる。1952年のパリ、ニキは息苦しいアメリカや家族から遠く離れ、夫と娘とともにフランスに定住する。しかし、距離が離れているにもかかわらず、ニキは彼女の思考を侵食する幼少時代の回想に定期的に揺さぶられる。これから発見する地獄から、ニキは自分を解放する武器をアートに見出す。
「カトリーヌ・マリー=アニエス・ファル・ド・サンファルは、4歳のときに母親からニキと改名され、1953年に芸術活動に専念することを決意した。1961年に最初のパフォーマンス・ペインティング《Tirs》を制作し、1964年には紙と樹脂のコラージュによる有名なフェミニスト彫刻《Nanas》の制作を始め、1970年代にはイタリアの《タロット・ガーデン》やパリの《ストラヴィンスキーの噴水》といったモニュメンタルなインスタレーション・プロジェクトに取り組む。1972年、ピーター・ホワイトヘッド監督と共同で実験映画『Daddy』を制作。「とユニフランスは語る。
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