ご存知でしたか?英国王室のかつての邸宅、ヴィラ・ウィンザーが一般公開されます

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発行元 Graziella de Sortiraparis · 写真: Graziella de Sortiraparis · 掲載日 2024年7月21日午後04時05
ブローニュの森にあるウィンザー公爵夫妻の旧邸宅が、2025年までに一般公開できるよう改装されることになった。英国王室の歴史などを掘り下げるには絶好の場所だ!

ブローニュ渓谷の端に、かつて 英国王室の 邸宅がひっそりと佇んでいたことをご存知だろうか。1929年に建てられたヴィラ・ウィンザーは、前世紀の間に何度も借り手が変わった私邸 だ。

第二次世界大戦後、シャルル・ド・ゴールに占領されたウィンザー公爵夫妻は、1953年から1986年の間、この邸宅をパリ市が借りていた。改修工事を終えたこの素晴らしい邸宅は、2025年のオープンに向け、間もなくその秘密が公開される予定だ。

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パリ市議会は、改修が切実に求められているこの遺産を将来的に保護するために歴史的建造物とするため、ウィンザー邸を マンサール財団に譲渡することを決定した。地元でもほとんど知られていないこの珠玉の遺産は、これから次回の『Jardin, Jardin』までの間、博物館となり、訪れる人々を何世紀もの歴史の旅へと誘うことになる。

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ザ・クラウン 』のファンは、あるエピソードでその姿を垣間見たかもしれないが、ウィンザー邸は王室だけのものではない。エドワード8世とその妻 ウォリス・シンプソンがやってくる前は、エリゼ宮を避けたかった解放時代のシャルル・ドゴールとその妻が住んでいた。レオン・ブルム、アンドレ・マルロー、そしてジャック・シラクまでもが、この1階の執務室で執務を行った。

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ジョージアン様式の豪華な邸宅は、エドワード8世の退位後、 王室の手に渡った。1937年にウィンザー公爵に任命されたエドワード8世とその妻は、パリ市が借りていたこの邸宅に移り住んだ。14の部屋からなるこの邸宅は、王室の住居として機能し、夫妻の周りには15人ほどの家事スタッフがいて、地下室には当時ウォリスがとても気に入っていた宝石の数々が入っていたに違いない見事な金庫や核シェルターがあった!

大階段、天井画、カッラーラ産大理石と木製パネル、劇場セットなどの装飾がヴィラ・ウィンザーを飾っています。寝室、書斎、ブードワール、ドレッシングルーム、バスルームの間には、パリの喧騒からかけ離れた静かな時間が流れ、 3階建ての迷路のような部屋に迷い込んでしまうでしょう。

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1986年に公爵夫人が亡くなった後、首都に戻されたこの邸宅は、ダイアナ妃の同伴者であり、主に最上階に住んでいたモハメド・アル=ファイエドのおかげで、今も王室の一部となっている。彼はこの邸宅をとても大切にし、修復はしたものの装飾はそのままに、王族に憧れながら暮らしていた。地下には、部屋の名前が一度も変わっていないことを示す名簿がある。

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この時代のもうひとつの珍品は、2階にあるゲーム室だ。この謎は、邸宅の金庫の中身の謎と似ている。金庫は複雑な仕組みのために、それ以来ずっと施錠されたままで、小さな宝物が入っているかもしれない...。ある泥棒が挑戦したのだが、彼が開けた穴は今でも見ることができる!

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ダイアナ妃は死の前夜、ポン・ド・アルマの下にドディとともにこの邸宅を訪れた。2018年にアル=ファイエドが去って以来、この邸宅は空き家のままであり、数百万ユーロと見積もられる大規模な改修工事が必要となっている。ここは、エリザベス2世やチャールズ皇太子までもが世界中を歓迎した邸宅なのだ!

実用的な情報

所在地

4 Route du Champ d'Entraînement
75116 Paris 16

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