アルマ橋は、1997年に ダイアナ妃がアルマ橋とアルマ広場の間のトンネルで亡くなるという大事故を起こした場所である。このモニュメントは、ダイアナ妃を慕う人々によって、記念碑のような 瞑想の場に変えられた。しかし、もともとこの高さ3.5メートルの金メッキ銅製の炎は、イギリスとは何の関係もなく、むしろアメリカとの友好関係を示すものだった!
ご存じないかもしれないが、これはフランスがアメリカに贈った自由の女神の炎の実物大レプリカで、ニューヨークで見ることができる。このモニュメントは、1987年にインターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙から贈られたもので、自由の女神の生誕100周年を記念して、自由の女神を修復してくれたフランスに感謝し、両国の変わらぬ愛情の証としてデザインされた。
パリの人々から忘れ去られようとしていた小さなモニュメントが、ダイアナの死後、新たな命を吹き込まれた。自然発生的に、彼女を偲ぶ祭壇のように花輪を捧げるために通行人に選ばれたのがこの炎であり、今日に至るまで多くの人々がそこで彼女を讃え続けている。2019年以降、炎がある広場はプリンセスに敬意を表して改名された。
2008年には、ニコラ・サルコジとジョージ・W・ブッシュの立ち会いのもと、在フランス米国大使館の 庭園に、両国の関係を象徴する新しい自由の炎が設置された。