「パレ・ド・トーキョーでの展覧会「国境は夜行性の動物である

発行元 Laurent de Sortiraparis · 掲載日 2024年9月6日午前09時40
アート愛好家の皆様へ!パレ・ド・トーキョーでは、2024年10月17日から2025年1月5日まで、リトアニアをはじめとするポスト社会主義国のアーティストを集めたプロジェクト「国境は夜行性の動物」展を開催します。詩と地政学の中間に位置するこの展覧会は、ウクライナ戦争など現在の激動に照らし合わせながら、東欧の忘れられた物語を探求する。フランスのリトアニア・シーズンの一環として、国境、回復力、未来についての芸術的考察。

パレ・ド・トーキョーで一風変わった展覧会が開催される。Les Frontières sont des animaux nocturnes/Sienos yra naktiniai gyvūnai」と題されたこの展覧会は、2024年10月17日から2025年1月5日まで開催される。この意欲的なプロジェクトは、フランスにおけるリトアニア・シーズンの一環として、KADISTパリと ヴィリニュス現代美術センターとの共催で行われる。この展覧会を通して、リトアニアのアーティストと、いわゆる「ポスト社会主義」諸国のアーティストが、忘れられがちな、あるいは不明瞭な東欧の物語を探求し、同時に、現在の地政学的激変は、過去と現在に対する私たちの認識をどのように再構築しうるのか、という重要な問いを投げかける。

国境は夜行性の動物/Sienos yra naktiniai gyvūnai』は、2022年のウクライナ侵攻を想起させるルバ・ユルゲンソンのエッセイ『When We Woke Up』からタイトルを取った。「国境は夜行性の動物で、私たちが眠っている間に移動する。私たちは常に警戒していなければならない」とユルゲンソンは書き、国境のもろさや紛争の予測不可能性を強調している。特にウクライナにおける戦争という背景は、侵略が地域の歴史や社会の回復力に与える影響を浮き彫りにするこの展覧会の中心をなすものである。

展示される作品は、地政学的な現実だけでなく、文化的アイデンティティを形成する信念体系や言語にも疑問を投げかけている。アンドリアス・アルティウニアンや エミリヤ・シュカルヌイテなどのアーティストをフィーチャーした本展は、精神性から天然資源まで幅広いテーマを扱っている。エネルギーは、精神的なものであれ物質的なものであれ、現代の政治的・環境的ダイナミクスを理解する上で重要な要素として描かれている。

イマジネーションと詩情にあふれたこの展覧会は、ポストコロニアルの物語を再考し、自然に深く根ざした伝統的な慣習を取り入れた新しい未来像を提示する真の政治的ツールとして意図されている。ぜひ、パレ・ド・トーキョーに足を運んでみてはいかがだろうか。

実用的な情報

開催日および開催時間
から 2024年10月17日 へ 2025年1月5日

× 営業時間の目安:営業時間の確認は施設にお問い合わせください。

    所在地

    13, avenue du président Wilson
    75116 Paris 16

    ルートプランナー

    アクセス
    地下鉄9号線「イエナ」駅または「アルマ・マルソー」駅

    料金表
    Tarif réduit : €9
    Plein tarif : €12

    公式サイト
    palaisdetokyo.com

    詳細はこちら
    月曜、水曜、金曜、土曜、日曜は午後12時から10時まで、木曜は午後12時から深夜0時まで営業。火曜定休。

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