パリのブランチがすべて同じとは限らないが、オテル・デ・グラン・ブルヴァールの ブランチは、1月の日曜日の朝、元気よく、口いっぱいに起きたいと思わせるブランチのひとつであることは間違いない。冬だろうが夏だろうが、雨だろうが晴れだろうが、ガラスの屋根の下でくつろぐことができる。
毎週日曜日の正午12時から午後2時半まで、友人、家族、恋人たちがグラン・ブールヴァールに集まり、1人42ユーロのブランチを楽しむ。この値段に戦慄を覚える人もいるかもしれないが、首都で 35ユーロ以下のブランチを見つけるのは今や稀である。しかし、グラン・ブールヴァールのブランチの値段は、提供される料理の質、量、多様性によって正当化される。
アランチーニ、芽キャベツのローストと柑橘類のフルーツ、クルトン、ベーコン、フォカッチャ、 クロックムッシュ、パドロンピミエントスなどの温製料理、ピーマンのマリネ、茄子のキャビア、ツァツィキ、スモークサーモン、牛肉のカルパッチョ、牡蠣などの通好みの料理、そして冷製料理には欠かせない冷たい肉やチーズが並ぶ。
スイーツ・ビュッフェには、バターやジャム、スプレッドをのせたミニ・ヴィエノワズリーやパン、レモンやクルミのケーキ、新鮮なフルーツ、ミューズリー、小さなペストリーが並ぶ。ドリンクは、 フレッシュフルーツジュース(オレンジ、グレープフルーツ、アップル・キウイ)、各種コーヒー、紅茶、インフュージョン、贅沢なホットチョコレート、エネルギー補給にアーモンドミルク入りのチャイなど、各種ホットドリンクが用意されている。その時々のカクテルや モクテルも料金に含まれている!
そしてホットディッシュの時間。卵料理、メープルシロップをかけ、軽いシャンティクリームを添えたパンケーキ、 ベジタリアン料理(この日は季節の野菜を使ったミルフィーユのようなもの)、肉料理から選ぶことができる。
ひとつ確かなことは、オテル・デ・グラン・ブルヴァールでのブランチは、上質な日曜日を過ごすためのお腹いっぱいの状態で帰ってくるということだ!