レストラン「ラ・トラブール」の名前は、リヨネー語で建物の中庭を通る狭い通路を意味する「トラブール」から取ったものだが、ランチとディナーで22人収容可能というポケットサイズでもある。そのため、事前に予約することが非常に重要であり、もし都合がつかない場合は、エッフェル塔のすぐ近くにあるこのレストランの弟分、コントワール・ドゥ・ラ・トラブールを利用しよう。
ミロメスニル地区にあるこの人気レストランは、天気の良い日には開放される小さなテラス席、職人たちが腕を振るうオープンキッチン、シャンゼリゼ通りからほど近いパリのこの地域にしては魅力的な価格、そして何よりもこのクオリティなど、すべてを満足させてくれる。
最近料理長に任命されたジョン・フィゲロア(元サブスタンスの副料理長で、ミシュランの星を獲得したマブロマティスでも働いていた)は、ランチタイムは、働き者の地元の人々を飽きさせないように、ビストロノミックな料理を日替わりで提供し、夜は、よりガストロノミックで、さらにクリエイティブな料理を提供すると謙虚に語っている。
しかし、私たちが訪れたときは、ランチタイムであっても、お皿の上には嬉しい驚きと良いアイデアがたくさんあった!35ユーロの前菜/メインディッシュ、45ユーロの前菜/メインディッシュ/デザートから選べるランチタイム・メニューでは、とろけるようなニョッキとオイスターマッシュルームのサフラン風味のサバイヨンや、ワタリガニとバターナッツのラビオリ(6ユーロ)の苦味の強いコーヒー風味のエマルジョンが楽しめる。
ソースや調味料にも工夫が凝らされており、それぞれの料理にちょっとしたアクセントを加えている。前シェフ、フランセスコ・フェッツァの時代にはすでに存在していた甘露煮(+7ユーロ)は、レシピはそのままにコンバワの皮が添えられている。
仕上げに黒ゴマのアイスクリームをクネル状にし、その場で撹拌して、私たちは新たな食の冒険へと出発する...。日没後にまた トラブールを試しに来ることを約束して!
所在地
ラ・トラブール
27 Rue de Penthièvre
75008 Paris 8
アクセス
ミロメスニル(9行目と13行目)
料金表
Menu en 4 services, le soir : €72
Menu en 5 services, le soir : €89
公式サイト
restaurantlatraboule.fr