まるでタイムスリップしたかのように、コルニションは11区に店を構え、 70年代を彷彿とさせるヴィンテージの内装に囲まれている。バーの端にはピンボールマシンが控えめに置かれ、クロームメッキのスカイチェア、木製のポールにつながれた日刊紙、スクラッチカード(ほどほどに)、カウンターの上のゆで卵......。
パトリック・デュエールが今にも現れて、ネクタイの後ろを投げてくれる白人少年を頼むんじゃないかと思うほどだ。
ベルトラン・ショヴォーとポール・アンリ、このレストランを経営する2人の男性(前者はフェランディで修行し、J-F・ピエージュとダヴィッド・トゥタンの厨房で経験を積んだ後、ガランスを経営)は、この 地元のカフェ・レストラン・バー・タバックの扉を開いたとき、古い田舎のルードに魅了された。
モーニング(コーヒーとクロワッサン)からディナー(賑やかなアペリティフ)、ランチ(お手頃価格、詳しくは後述)まで、ノンストップで営業している ル・コルニションは、一日中いつでも立ち寄れる素晴らしい場所だ。人柄の良い若いチームによる温かい雰囲気と笑顔の絶えない迅速なサービスは、長時間の休憩を誘う。
レトロなサウンドトラックが流れる屋内でも、日当たりの良い広いテラスでも、 料理は内装と同じようにシンプルだ......しかし、だからといって単純なわけではない! シェフ、ベルトラン・ショーヴォーの指導のもと 、ル・コルニションでは、アラカルトはもちろん、週替わりメニューでも( フランスの伝統を再発見できるのは嬉しいことです)、クラシックでありながらよくできた料理を提供しています。
週替わりの前菜/メインディッシュ/デザートが19ユーロ、週替わりの前菜/メインディッシュ/デザートが22ユーロ、週替わりの サタデーメニューが25ユーロ。
キュウリの軽いレモンクリームソース添え、ローストチキンとたっぷりのインゲン豆のアルデンテ、そして子供の頃に戻ったような クレーム・ランヴェルセ。もちろん普通の料理なのだが、本物の調理技術と人を喜ばせたいという気持ち、そして何よりもこの地域では 破格のコストパフォーマンスで、ひねりが加えられている。
財布は軽くなり、お腹は満たされ、ランチやディナーにまた来たいと思うようになるだろう。一人でゆっくり過ごしたり、バーで地元の噂話に耳を傾けたり、友人と安くおしゃべりしたり!