何年もパリを離れていたシェリル・クロウが、6月27日に 一度限りのコンサートでオリンピアに戻って きた。全世界で3,500万枚のアルバムを売り上げ、昨年11月に ロックの殿堂入りを果たしたこのアメリカ人アーティストの 大ヒット曲を、長年のファンが聴く機会となった。
しかし、首都の 伝説的な 会場でのこの1回限りのコンサートは、シンガーであり、ソングライターであり、マルチ・インストゥルメンタリストでもある彼女にとって、2024年3月29日にリリースされ、シングル「 Alarm Clock」と「Evolution」を収録した彼女の真新しいアルバム『Evolution』からの数曲を披露する機会でもあった。
シェリル・クロウは、「聴衆 の中にいる2人の息子たち」(文中ではフランス語)を前にして「パリにいることを喜び」 、「しばらくの間アメリカを離れる」(彼女は現在のアメリカの政治状況を指している)ことを喜び、1時間40分のコンサート中、ダウンタイムもなく、特に笑顔で聴衆に寄り添っていた。ギタリスト、ベーシスト、ドラマー、そしてピアニスト・コーラスを従え、彼女自身はアコースティック・ギター、エレキ・ギター、そしてベースをほぼ曲ごとに交互に演奏した。
マイケル・ジャクソン、ジョー・コッカー、ロッド・スチュワートのバック・ボーカルを務めたこともあるこのシンガーは、星条旗を掲げることもなく、本物の アメリカン・スタイルのコンサートを開き 、ロック、ポップス、カントリー・ミュージックで自由と愛を謳歌した。
彼のファンはもう若くはないかもしれないが、観客は彼の大ヒット曲(『All I Wanna Do』、『My Favorite Mistake』、『If it Makes You Happy』、『Soak up the Sun』...)に耳を傾け、踊りさえしていた。アンコールの最後の曲、 I Shall Believeまで、彼の最も感動的な曲のひとつだ。
シェリル・クロウが私たちをハッピーにし続けていることは間違いない。
そしてもっと:
開催日および開催時間
日 2024年6月27日
Starts at 午後08時00
所在地
ロリンピア
28 Boulevard des Capucines
75009 Paris 9
料金表
€55 - €82.5
公式サイト
www.olympiahall.com