パサージュ・デュ・ケールを抜けると、ウィンドウに金色のブリオッシュが飾られたペルデュが目に入る。コンセプトは?ブリオッシュ・ペルデュを 甘く 香ばしく、独創的なおいしさで。居心地の良い等身大のダイニング・ルーム、オープン・キッチン、 小さなテラス()が正面にあり、座ってメニューが運ばれてくるのを待つだけ。レストランのアイデアを思いついたトムと、コンロを担当するジュリアンという2人のパートナーが迎えてくれる。
パリ 2区の44 rue du CaireにあるPerdueでは、サイドディッシュの有無にかかわらず、最初に香ばしいブリオッシュ・ペルデュを、最後に甘いブリオッシュ・ペルデュを提供している。ブリオッシュのスライスの上にフィリングがのった、すでにボリューム満点の「プチ・フォーマット」と、ブリオッシュのスライスの上にサンドウィッチがのった「グラン・ファム」(選んだブリオッシュに+3ユーロ)の2種類がある。
ランチタイムには、セイボリーブリオッシュ+サイドディッシュ、またはスイーツハーフブリオッシュ+ドリンクのオプションもあり、いずれも8.5ユーロから(選んだセイボリーブリオッシュによってオプションの値段が変わる)。
トムと ジュリアンは、カリカリに焼いたチキン、マスタードクリーム、キャラメリゼオニオンを添えた「チキンラン」ブリオッシュペルデュ(単品10ユーロ、パッケージ12ユーロ)、自家製ブラータとトマトコンフィを添えた「ファルニエンテ」 (単品9ユーロ、パッケージ11ユーロ)、自家製茄子と求肥のタリアテッレに自家製トマトコンフィを添えた「ベジ」(単品9ユーロ、パッケージ11ユーロ)など、6種類のセイボリーレシピをメニューに提供している。
香ばしいブリオッシュは軽く、メニューの味にぴったり合う。サツマイモのフライドポテトは、とろけるような食感と絶妙な味付けだ。
香ばしいブリオッシュを味わった後は、フランス人によく知られている甘いブリオッシュを試してみよう。トムとジュリアンは、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、アーモンドなどを追加できる「トラディ」(砂糖5ユーロ、スプレッド6ユーロ)をメニューに加えた。リンゴとシナモンの「カナッペ」(8ユーロ)もある。
ジェネピの風味が絶妙な "L'Alpine"(12ユーロ)、ポートワインを使った"Popow"(10ユーロ)など。どちらの味を選んでも、とても柔らかい甘いブリオッシュは、理想的なグルメの休憩になるだろう。
ジュリアンとトムのレストランで特別なのは、ブリオッシュがすぐ向かいのベーカリーで作られていることだ。美味しいランチや 軽食の後は、迷わずワインバー「ヴィーニュ・アン・ヴィル」を訪れ、そのコンセプトを発見してください。
シェ・ペルデュの ブリオッシュは パリ 2区の44 rue du Caireにあり、店内で食べる ことも、テイクアウトする こともできる。