春先から鼻がむずむずし、8回連続でくしゃみが出るなど、花粉症患者にとってはまさに地獄のような日々が続きます。イル・ド・フランスでは、他の地域と同様、多くの植物が花粉を飛ばし、それが庭や街に侵入するため、4月に赤色警報が発令されたのです。このため、4月に赤色警報が発令されました。関係する樹木や植物への認識を高めるため、首都はパリ市立植物園の中心部にセンチネル・ポリナリウムを設置しました。
この科学的なツールは、医療関係者やアレルギーの患者さんに、受粉の開始と終了に関する情報を迅速に提供するものです。また、 教育的な庭園としても機能し、関係者は街に生息する植物が持つアレルギーのリスクについて、余すことなく学ぶことができます。ゼロから作られたポリナリウムには、この地域の主なアレルギーの原因となる植物が集められています。
公園の庭師が植物を観察することで、空気中の花粉の存在を即座に報告することができ、アレルギーを持つ人に最初の症状が現れる前に早期発見・警告を行うことができるのです。アレルギーをお持ちの方は、すぐに警告を受け、治療を開始することで、春の間、苦しむことを避けることができるのです。また、Pollinariumからの情報により、アレルギー専門医が診断を確定することができます。
ハンノキ、シラカバ、ツノハシバミ、ヘーゼル、ヒノキ、トネリコ、プラタナス、ナラ、ヤナギ、ヨモギなど、この地域の8種の樹木と10種の草本植物が、一般向けの説明パネルで囲まれています。説明パネルには、植物の正体、花粉、生態、アレルギーの可能性などについて詳しく書かれています。今後、定期的にイベントや見学会を開催し、アレルギー問題に対する認識を高めていく予定です。
所在地
パリ・フローラル公園
1 Route de la Pyramide
75012 Paris 12
アクセス
メトロ:ヴァンセンヌ城
公式サイト
www.alertepollens.org