2024年7月6日土曜日の夜、パチャママ・パリで悪夢が起こった...。フォブール・サン・アントワーヌ通りに位置する、11区にあるこのトレンディなクラブは、壮絶な事件の舞台となった。
予備調査の結果、控えめに言っても予想外の原因が判明した。ビルのオフィス4階に保管されていたスクーターのバッテリーが、ナイトクラブの開店直後に爆発したのだ。この爆発で壁の一部が砕け、漆喰の破片が吹き抜けを横切って1階まで飛んできた。ル・パリジャン紙によると、クラブのオーナーは、この破片が原因で、悲劇が起きたときその場にいた140人のうち3人が負傷したと主張している。
重傷を負った1人は救急隊に収容され、軽傷の残りの2人はその場で手当てを受けた。ラ・デペッシュ紙によると、天井から落ちてきたシャンデリアが犠牲者を直撃したという。
当局はスクーターの持ち主を尋問し、調査は夜遅くまで続けられた。一時閉店したパチャママ・パリの扉は来週末に再開する予定で、すでに従業員たちは瓦礫の撤去作業に励んでいる。忘れられない夜となったが、その理由は......。