ノートルダム橋は、パリの他の橋に比べてあまり有名ではないかもしれないが、その歴史は最も興味深いもののひとつである。この橋の起源は古代に遡り、歴史上初めてパリに架けられた橋のひとつ、グラン・ポンがここにあったからだ!
9世紀末のヴァイキングによるパリ包囲の際、この橋は板橋のプランシュ=ミブレー橋に架け替えられ、1406年の洪水まで使われた。その15年後、シャルル6世が新しい堅固な木製の橋、ポン・ノートルダムを完成させた。ここには、当時の流行のように、住宅や高級店が建てられ、製粉所もできた。しかし、当時の橋の上に住むことの問題は、危険であるということだった。そして最初の洪水では...不足はなかった。1499年、ポン・ノートルダム橋の一部が崩落し、家々を引きずり下ろした。
ポン・ノートルダムは家畜や荷物の通行に使われていたため、すぐに再建が決定された。1512年、新しい建造物が建てられ、そこに店を構えたおかげで、そこは商業の場として人気を集めるようになった。ちなみに、ポン・ノートルダムにある家々は、パリで初めて番号が付けられた!
18世紀末、当時パリ最古の橋であったポン・ノートルダムは、 ルイ15世の命により、不健康になった家々が取り壊され、舗道が整備された。フランス革命時に「理性の橋」と呼ばれたノートルダム橋は、5つのアーチの間で河川事故が多発したため、19世紀末に「悪魔の橋」と改名された。
これらの航行事故を改善するため、橋は部分的に破壊され、1919年に、すでにポン・ミラボーと ポン・アレクサンドル3世を設計していたジャン・レザルの計画によって再建された。そしてこの橋は、今日でもシテ島に行くために渡ることができる!