ジョインヴィル・ル・ポンのコミューンにあるイル・ファナックは、4ヘクタールの面積を持つ緑の島である。ここには車はなく、ジョインヴィル橋の高さにある階段と エレベーターだけが唯一のアクセス手段である。そのため、バックファイアやクラクションなど、都会の騒音を心配する必要はない。
この島の長所は平和で静かなところであり、都会の喧騒から逃れて 散歩するのに快適な場所である。また、島内にはボートや カヌーの クラブがあり、 スポーツをはじめとするさまざまなアクティビティが楽しめる。
文化活動も負けてはいない。島には芸術学校がある。ちなみにこの学校は、 エミール・ゾラが小説『Au bonheur des Dames』で描いた、かつてのギンギエット(ダンスホール)を利用している。島の反対側にある マルヌ河岸(Quai de la Marne)は、この建物を眺めるのに絶好の場所だ。
蔦の生い茂る邸宅、木造の邸宅、櫓のある邸宅など、この辺りにはエレガントな邸宅が点在している。
もう少し進むと、 ラパン・ヴェール号という 非常に独創的な艀に出くわすだろう。鮮やかな色彩で、周囲の草木に半分隠れているこの船は、国際的で開放的な場所だ。クスクス、ショー、コンサート、コミュニティ・カフェ、さらには野外ステージやスタンディング・ステージなど、立ち寄るにはもってこいの場所だ!