ビエーヴル川のほとり、今は石畳の下に埋もれてしまったが、そこには何世紀もの歴史を持つフランスの名門、ゴブラン織 工房がある。15世紀、ジャン・ゴブランが緋色の赤で有名な染色工房を構えて以来、この地は職人たちの技術を守り続けてきた。
1602年、アンリ4世は、マルク・ド・コマンズとフランソワ・ド・ラ・プランシュという2人のフランドル人が経営するタペストリー工房があったこの建物を輸入制限のために改造した。
60年後、それらはコルベールによって買い取られ、コルベールは"Manufacture Royale des meubles et des tapisseries de la Couronne"を設立し、椅子張り職人だけでなく、画家、金細工師、彫刻家、家具職人もここで働くようになった。 30年以上もの間、王室用の家具や部品、外交用の贈答品などがここで作られていた。
現在、ゴブラン広場は歴史的建造物に指定されており、1937年以来モ ビリエ・ナショナルの 一部となっている。 本部は、すぐ近くのペレ城にあり、ゴブラン庭園の跡地に、柱廊で囲まれた中庭を囲むように鉄筋コンクリートで建てられている。
毎年、この歴史的な場所で6、7回の機織り機降ろしが行われ、見学者は「オート・リス」と呼ばれる15台ほどの縦型織機で作られた作品や本物の芸術品を発見することができる。ゴブラン織工房はまさに才能の宝庫であり、7つの修復工房と 週3日のガイドツアーがある。
ゴブランギャラリーでの企画展(プログラムにより一年中ご覧いただけます)に加え、1時間半ほど工房の舞台裏を見学することができます。紡錘、櫛、トレーシングペーパーを扱い、結び方をマスターする。
通りの反対側では、モビリエ国立美術館の家具コレクションも見学することができた。ここには国の宝のひとつが隠されており、特にヘリテージ・デーの期間中は一般公開される。
この建物は巨大な家具の宝庫であり、さまざまな時代の何百もの肘掛け椅子、椅子、テーブル、机が一堂に会し、もはやどこに向かえばいいのかわからない私たちの目を楽しませてくれる。元大統領の机やBnFリシュリューのためにデザインされた椅子のように、すでにフランスの建物や宮殿、美術館の部屋を飾っているものもあれば、居場所を見つけるのを待っているものもある。
デザインから椅子張り、修復に至るまで、モビリエ・ナショナルの継承者であるガルド・ムーブル・ド・ラ・クーロンヌは、毎年コレクションを充実させ続けているアトリエ・ド・リサーチ&クリエーションのおかげで、職人たちの技術に命を吹き込み続けている。
ギャルリー・デ・ゴブランで開催中の展覧会は8ユーロ、マニュファクチュールのバックステージエリアの ガイドツアーは 17.50ユーロ (要予約)。アクセスは、7番線に乗り同名の駅で下車、または5番線と6番線に乗りPlace d'Italieで下車。
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開催日および開催時間
より 2025年2月11日
所在地
マニュファクチュール・デ・ゴブラン
42 Avenue des Gobelins
75013 Paris 13
料金表
€17.5
公式サイト
www.mobiliernational.culture.gouv.fr
予約状況
exploreparis.com