チャペルXIVは 、芸術と 音楽、そして 会合や交流の ための新しい場である。この場所の背後には、エレオノア・レヴァイと ベンジャミン・ベラガの 美しい物語がある。ベンジャミン・ベラガは、芸術事務所兼レーベル「Yoyaku」を設立し、エレクトロニック・ミュージック・シーンで確固たる地位を築いた伝説のレコードショップ「Belleville」も経営している。エレオノア・レヴァイは アートマーケット、特にジェローム・ポッジ・ギャラリーで働く。彼女は、新進アーティストが作品を販売し、可能な限り多くの観客に自分自身を知ってもらうことができるような、手頃な価格で、誰にでも開かれた、より民主的なアートの場を夢見ている。
ベンジャミン・ベラガが このスペースを拡大し、設立することを決めたとき、異なる芸術分野間の流動性の重要性を確信した2人は、それぞれの専門知識を融合させた。その結果、現代アートギャラリーと レコードショップ、コーヒーショップ、スクリーンプリント工房、そしてもちろん レーベルのオフィスが共存するハイブリッドなスペース、シャペルXIVが誕生した。この場所は、ワークショップ、トークショー、DJセット、パフォーマンスなどの開催を目的とした、クリエイティブなエミュレーションの集積地でもある。
14 boulevard de la Chapelleの第2中庭の端に位置するChapelle XIVは、中に入ると驚くほど広々としている。広くて天井が高く、レコードショップと展示室の両方にある出窓からは光がたっぷり入る。
エレオノア・レヴァイと ベンジャミン・ベラガは 、この空間を再考するために建築家デルフィーヌ・ソーヴァジェを呼んだ。彼女は、ギャラリーの冷たいホワイトキューブからかけ離れた、暖かく風通しの良い空間を作り出し、ミニマムな白い丸天井がシャペル14世のアイデンティティと呼応している。
カフェ側の壁は、様々な色調のベージュでソフトに仕上げられている。バーには、漆喰と骨材を混ぜ合わせたピセという古くから伝わるエコロジカルな技法が使われている。ギリシャ、モロッコ、バレアレス諸島の間にある南の夢の国の別荘にいるようだ。
陶器製の照明が、バーを飾るピア・シュヴァリエの作品、たとえばオクトパスや メデューサの花瓶や、いくつものリングが付いた鉢と呼応して、雰囲気を引き締めている。これらの作品はもちろん440ユーロと480ユーロで販売されている。
ギャラリーのスペースは、1階と地下1階の2フロアにまたがっている。7人の現代アーティストとデザイナーが展示されている。César Bardoux、Milena Villalon、Denis Macrez、Isabella Hin、Marguerite Piard、Caroline Drieu、Marion Flamant、Atelier Sauvage、Bodegon Cabinet、Eo Ipso Studio、Atelier Malak、Malak Mebkhout、Tonfisq Ceramics、Cassandre Bouillyである。素晴らしい作品の数々をここで紹介したい。
レコードの方では、Yoyakuの 何千枚ものレコードを物色しています。また、ベルリン直送のハンドメイドスピーカーMartionのおかげで、このインスタレーションを利用して、稀に見るピュアなサウンドを聴いている。さらに、レイ・ブラッドベリの本の世界に迷い込んだような、レトロフューチャーなデザインも気に入っている。
地下にはスクリーン印刷工房があり、ビニール・スリーブはもちろん、Tシャツやその他多くの自社製品を作っている。
最後には、オーガニックや地元の特産品を使ったカフェでグルメなひとときを。おいしいコーヒーは、1979年以来、世界中のオーガニック豆のスペシャリストであるLa Brûlerie Barbèsの もの。100%ナチュラルドリンクを専門とするパリのブランド、Ümaの オーガニック・ジンジャービール(4ユーロ) 。
甘いものでは、チョコレート・アイシングがかかったパンプキン・スパイス・マフィンや、 バブカ、カネルブラー(スウェーデン版シナモンロール)を試した。すべて手作りで、とても美味しかった!
Chapelle XIVは、18区でアーティスティックでグルメな夜を過ごすための新しい場所だ。この界隈の人であろうとなかろうと、パリのお出かけには欠かせない場所になるに違いない!
開催日および開催時間
より 2020年10月2日
所在地
チャペルXIV
14 Boulevard de la Chapelle
75018 Paris 18
アクセス
地下鉄スターリングラード(2号線と5号線)
料金表
無料
公式サイト
www.chapelle14.com