ティナ・モドッティは、世界中を旅し、20世紀の重要な出来事を目撃しながら、波乱万丈でロマンティックな生涯を送ったアーティストであり写真家である。 彼女の作品は、2024年2月13日から5月26日まで ジュ・ド・ポームで開催される写真展で展示される。この回顧展では、オリジナルの写真とネガが一堂に会し、この革命的アーティストのキャリアと人生をたどることができる。
イタリアの貧しい家庭に生まれ、家族を養うために12歳から働くことを余儀なくされた若きティナ・モドッティは、いつか自分がスターであり活動家になるとは想像もしていなかっただろう。10代後半でカリフォルニアの海岸に移り住んだ彼女は、すぐにハリウッドを目指した。この芸術的でモダンな環境の中で、彼女は多くの写真家、画家、俳優、知識人、アナーキストたちと出会った。世界の主要な運動や、最も貧しい人々に影響を及ぼしている不正義に関心を持ち始めたのは、彼らとの出会いからだった。
また、エドワード・ウェストンから写真を学んだ。1920年代初頭、ふたりはメキシコに渡った。肖像画、演出されたモダンなイメージ、 芸術的な 構図......これらの初期の作品で、ティナ・モドッティは身近な人たちを不滅のものとし、独自のヴィジョンを主張した。特にフリーダ・カーロと ディエゴ・リベラの肖像画を制作した。
ティナ・モドッティは、徐々に師から離れ、フォトジャーナリズム、即興の世界に身を投じる。彼女は、演出することなく、世界と出来事をありのままに捉えようとした。この写真家の目的は、意識を高め、問題や不正を示し、できるだけ多くの人々に本当のことを伝えることである。このプロジェクトは、過激派政党がいたるところで政権を握りつつある現在、地元や国際的な当局からの承認はほとんど得られていない。
写真、雑誌、ネガ......ジュ・ド・ポームは、数多くの国際的な美術館や個人コレクションから、驚くべき作品を集めた。この展覧会は、同時代に足跡を残したアーティストの仕事と献身を生き生きと伝える。この写真展 をお見逃しなく!
開催日および開催時間
から 2024年2月13日 へ 2024年5月26日
所在地
コンコルド
1, place de la Concorde
75008 Paris 8
料金表
Tarif réduit : €9
Plein tarif : €12
公式サイト
jeudepaume.org