レオンス・ローゼンバーグをご存知だろうか。パリの画商であり芸術のパトロンであった彼は、キュビズムや 抽象芸術家を熱烈に支持し、これらの運動をモダニティの真髄とみなした。パリのピカソ美術館は 、2024年1月30日から5月19日まで開催される「レオンス・ローゼンバーグのアパルトマン」展を通して、彼のユニークな世界に私たちを 誘う。
レオンス・ローゼンバーグは、1918年にオープンした画廊を所有していた。しかし、最も大きな印象を残したのは画商のアパートだった。キュビスムに魅了され、戦時中の芸術的アヴァンギャルドをリードすることを夢見たローゼンバーグは、愛する芸術家たちに敬意を表し、パリの自宅を改造した。
妻や娘たちと暮らしたこのアパートでは、各部屋を異なる芸術家に捧げた。全部で12人の画家と彫刻家に敬意を表し、彼らの作品を寝室、居間、食堂などに飾った。レオンス・ローゼンバーグは、これらの新しい作品と、新旧を融合させた家具を組み合わせることで、この芸術愛好家のバロック的な個性を結晶化させ、珍しいジャンルのミックスを作り出した。
ピカソ美術館はこのオリジナル・アンサンブルを再現し、金融危機後の1930年代に散逸したこのユニークなコレクションを一堂に集めました。
ピカソはもちろん、フェルディナン・レジェ、ジョルジョ・デ・キリコ、ジョルジュ・ブラック、ジャン・メッツィンガー、フランシス・ピカビア、ジーノ・セヴェリーニ...。グラディエーターズ」と「トランスパレンシーズ」という、その独創性とスタイルにおいて類まれな2つの作品群を含む、約40点の作品が展示されている。
色、形、スタイル、サイズ......どの作品も、私たちをまったく異なる世界へといざない、作品そのものを楽しむ余地を十分に残している。私たちは、卓越したアーティストや、細部に至るまで私たちを魅了する見事な作品を発見したり、再発見したりするのだ。
展覧会の最後には、写真、記録文書、手紙、アパートの図面などが展示され、このユニークな画商の人柄や日常生活が少しずつ明らかになっていく。
開催日および開催時間
から 2024年1月30日 へ 2024年5月19日
所在地
ピカソ国立美術館
5, rue de Thorigny
75003 Paris 3
料金表
Tarif réduit : €11
Plein tarif : €14
公式サイト
www.museepicassoparis.fr