2025年4月4日から8月24日まで、パリ市立近代美術館は 「マティスとマルグリット：父のまなざし」展を開催する。この展覧会は、近代美術の巨匠アンリ・マティスと長女マルグリット・デュテュイ＝マティスの芸術的・個人的な関係を紹介するユニークな展覧会である。絵画、素描、版画、彫刻、陶器など110点以上の多彩な作品を展示するこの回顧展は、画家とそのモデルとの親密な絆を探るとともに、フランスではほとんど展示されることのなかった作品を明らかにする。
MAMでの展覧会は、この父と娘のコラボレーションにおける重要な段階を時系列で取り上げている。常にインスピレーションを与えてくれるミューズであったマルグリットは、幼少期のスケッチから第二次世界大戦中に描かれた肖像画に至るまで、マティスの多くの主要な作品の中心にいた。展示される作品の中には、アメリカ、スイス、日本の一流コレクションからのものもある。写真、資料、そしてマルグリット自身の作品によって、彼らの芸術と家族の世界に浸ることができる。
パリ市立近代美術館は、16区プレジデント・ウィルソン通り11番地にあり、開館時間は火曜日から日曜日の午前10時から午後6時まで、木曜日は午後9時30分まで。入場料は一般15ユーロ、小人13ユーロ、18歳未満は無料。マティスの作品の知られざる一面と、彼の娘マルグリットの物語を、特別な環境の中で発見する絶好の機会である。
この展覧会は、芸術と親密さが出会い、個人的で独創的なプリズムを通してマティスを再発見できる、素晴らしい文化的没入の場となることを約束する。
