パリ:キュリー研究所の歴史的建造物が5区で間もなく取り壊される?

発行元 Graziella de Sortiraparis · 写真: Graziella de Sortiraparis · 掲載日 2023年10月7日午後05時55
キュリー研究所のがんセンターを拡張するため、マリー・キュリー自身がかつて働いていた場所にある歴史的建造物の数々が取り壊されることになった。この決定は、遺産保護活動家、特にパリヴュー委員会の懸念を引き起こしている。

5区の中心部、マリー・キュリーが埋葬されているパンテオンの近くに、キュリー美術館とその研究所がある。20世紀初頭、マリー・キュリーはここですべての実験を行い、特にパヴィヨン・デ・ソースとして知られる実験室では、科学の進歩につながった。しかし今日、この歴史的建造物は、ピエール=エ=マリー=キュリー=ヴァル=ド=グラース・キャンパスの 拡張工事のため 取り壊しの危機に瀕している

これまでキュリー研究所の本部は、物理学・化学研究所、生物学・電波生理学研究所、パヴィヨン・デ・ソースという3つの建物で構成されていた。パヴィヨン・デ・ソースは1914年に建てられたベージュ色の石造りの小さな別荘で、ノーベル賞を受賞した最初の女性キュリーは、がん研究に使われた放射性物質を保管していた。しかし2023年3月、パリ市はこの建物の取り壊しを許可した。

今日、遺産保護論者の要求通り、取り壊しを止める唯一の方法は、歴史的建造物に指定することである。その代わりに7階建て、高さ24メートルのビルが建設される予定だが、フランス3によれば、これがパリヴュー委員会に問題を引き起こしているという。この委員会はパリの遺産を保護することを目的としているが、このプロジェクトはサント=ジュヌヴィエーヴ山(Montagne Sainte-Geneviève)に位置する "この地区の例外的な歴史的景観"を損なうという理由で、すでに3件の不利な意見を出している。

C215 au Musée Curie à ParisC215 au Musée Curie à ParisC215 au Musée Curie à ParisC215 au Musée Curie à Paris キュリー博物館:マリー・キュリーとその家族の足跡を訪ねて
パリ5区、パンテオンに近いキュリー・キャンパスの中心にキュリー美術館がある。水曜から土曜まで開館しているこの無料の記憶と知識の場では、放射能とその医療応用の歴史を旅することができる。 [続きを読む]

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所在地

26 Rue d'Ulm
75005 Paris 5

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