「セーヌ川 、セーヌ川、セーヌ川......」と、ヴァネッサ・パラディとマチュー・シェディッドがアニメ映画 『パリの怪物』の中で歌っている。全長777km、ル・アーヴルとオンフルールの間でイギリス海峡に注ぐセーヌ川は、間違いなくフランスで最も有名な川である。セーヌ川はパリを左岸と右岸に二分するように流れている。2024年のパリ・オリンピックの開会式が セーヌ川で行われるのもそのためだ。
毎年、大勢の観光客が首都からセーヌ川を眺めにやってくる。セーヌ川沿いを散歩する人もいれば、セーヌ川クルーズで首都の数々のモニュメント(エッフェル塔、ノートルダム大聖堂、オルセー美術館など)の絶景を楽しむ人もいる。
旅行保険価格比較サイトPayingTooMuchの新しい調査によると、セーヌ川は世界で2番目に絵になるリバークルーズに選ばれた。この調査は、インスタグラムとTikTokで最も写真に撮られたリバークルーズの目的地を調査したものだ。
インスタグラムでは18,500件強の投稿があり、TikTokでは1,490万ビューという驚異的な数字で、 セーヌ川が2位につけている。
しかし、セーヌ川の座を奪っているのは誰なのか、そしてこの世界ランキングで1位になっているのはどの川なのか?答えはナイル川だ。アフリカの有名な川は、TikTokで3500万回以上、インスタグラムでは約9万件の投稿を記録している。全長約6,700kmのナイル川は、アマゾンと並んで世界で最も長い川のひとつだ。
この調査によると、ヨーロッパの4つの川(セーヌ川、ライン川、ドナウ川、ドウロ川)が、世界で最も絵になるリバークルーズの目的地10選に選ばれている。