シャン・ド・マルスにある 人形劇場、メリーゴーランド、ちびっこゴーカート、ダンスホール「ラ・ボンボニエール・ド・マリー」などのアトラクションが、2024年パリ・オリンピックの開催を控え、撤退を余儀なくされている。
シャン・ド・マルスは大会期間中、完全に立ち入り禁止となるため、これらの企業は解体し、敷地から退去することを余儀なくされている。すでに退去を命じられた店もあるが、数週間の猶予を与えられた店もある。
たとえこの発表が常連客にとって残念なものであったとしても、この作戦は、オリンピック前にシャン・ド・マルスとトロカデロをきれいにし、オリンピック後に生まれ変わらせるという全体的なプロジェクトの一環である。
トロカデロでは、パリ市議会が空き地を国際オリンピック委員会(IOC)に引き渡し、IOCが大会期間中に独自のグッズ売り場を設置することになっているため、土産物売り場やクレープ売りも同じ運命をたどることになる。
この動きは、オリンピックと関連してはいるものの、パリの生活の象徴的な場所に愛着を持っている住民の間に懸念を引き起こしている。不賛成を表明し、地元の遺産に不可欠な存在であるこれらの店主を支援するために、署名活動が開始された。