ムーラン・ルージュに翼が戻り、就任式には花火とショーが予定されている

発行元 My de Sortiraparis · 写真: Caroline de Sortiraparis · 掲載日 2024年6月25日午前08時35
昨年4月に翼を失ったパリの有名なキャバレー、ムーラン・ルージュがついに翼を取り戻した。2024年7月5日、花火や無料のフレンチ・カンカン・ショーなど、盛大なセレモニーで祝われるイベントが待っている。

首都とパリのナイトライフの象徴であるムーラン・ルージュは、昨年4月、その伝説的な翼が天候と老朽化の犠牲となって公道に倒れ、波紋を呼んだ。それ以来、このキャバレーは少し殺風景な感じがしていた。月曜の朝、ピガールのキャバレーは 仮の翼を取り戻した。鋼鉄とアルミニウムで作られた新しい羽根は、それぞれ110キロの重さがあり、元の美観を尊重している。

新翼の入念な設置は防水シートの裏側で行われ、7月1日に足場とともに撤去された。2024年7月5日午後11時、パリの風景に象徴的な翼が戻ってきたことを祝して、キャバレーでは花火が打ち上げられ、その後ブランシュ広場で20人ほどのダンサーによる フレンチ・カンカンが行われる。このイベントは、キャバレーがオリンピック前の光のコスチュームに戻ることを意味する。仮設の翼は回転しないが、その設置は正式版が登場する前の重要なステップである。

ムーラン・ルージュの新しい翼は、金属フレームワークと建築を専門とするCMP社によって建設された。担当建築家のステファン・ルソーが監督し、各翼の吊り上げと設置に2時間を要した。

パリのピガール地区の象徴であるムーラン・ルージュは、1889年にジョゼフ・オレールとシャルル・ジドラーによってオープンした。モンマルトルの丘のふもとに位置するこのキャバレーは、その祝祭的な雰囲気と贅沢な装飾ですぐに注目を集めた。ファサードの有名な赤い風車は、瞬く間にパリのナイトライフのシンボルとなった。楽しみを求めるブルジョワの客を惹きつけるために設計されたムーラン・ルージュでは、ダンサー、ミュージシャン、アクロバットをフィーチャーした独創的なショーが上演された。大胆でエネルギッシュなパフォーマンスで観客を魅了したラ・グールーやジェーン・アヴリルなどのアーティストのおかげで、フレンチ・カンカンはここで人気を博した。

何十年もの間、ムーラン・ルージュは祝祭と自由の精神を保ちながら、文化の変化に適応してきた。1920年代には、ピカソやコクトーといった当時の芸術家や知識人の集いの場となった。1915年の火災の後、灰の中から立ち上がり、パリのシーンで輝き続けた。今日でも、このキャバレーは世界中から訪れる観光客にとって必見の場所であり、有名な「Féerie」などの華やかなショーを提供している。ムーラン・ルージュは、羽、スパンコール、音楽の渦の中で伝統と現代性を融合させ、パリの祝祭の真髄を体現している。

防水シートは土曜日の朝に外され、足場は4〜5日後に解体される。このイベントは、7月15日にムーラン・ルージュの前を オリンピックの炎が通り過ぎるという、もうひとつの大きな日に先立つもので、そこでは音と光のショーと フレンチ・カンカンが披露される。

1889年創業のこのキャバレーは、10月6日に新しい翼とともに135周年を迎える。仮設の羽根とは異なり、回転する羽根が完成するまで、あと数カ月待たなければならない。

実用的な情報

開催日および開催時間
日 2024年7月5日

× 営業時間の目安:営業時間の確認は施設にお問い合わせください。

    所在地

    82 boulevard de Clichy
    75018 Paris 18

    公式サイト
    www.moulinrouge.fr

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