シャンゼリゼ通り23番地にオープンしたアバクロンビー&フィッチは、これまで浮き沈みを繰り返してきた。2011年5月、このアメリカン・スポーツウェア・ブランドは、パリで最も有名な大通りを揺るがすべく、ヌードモデルの大群を見かけた。その「オール・アメリカン」な雰囲気、熱狂的なDJ、フロア全体に絶え間なく拡散されるシグネチャー・フレグランスで、ブランドはパリの観客を見つけた。
しかし、運命はそうではなかった。2013年、謎の火災が2階を襲い、全面的な改装が必要となった。そして2021年、コヴィド19の大流行と人々の関心の薄さに直面したアバクロンビー&フィッチは、1200平方メートルのこの邸宅を朽ち果てるに任せて、ついにその扉を閉じた......。今までは!
FashionNetwork.comによると、高級家具メーカーのレストレーション・ハードウェア (RH)が後を継ぐことになった。1979年にカリフォルニアで設立されたRHは、クリーンでエレガントなラインで構成された素朴で洗練されたハイブリッド・スタイルで、その分野で名を馳せてきた。スタイリッシュな「ギャラリー」のような内装で、アメリカ同様、レストランやワインバーも併設される予定だ。
往年のスポーツウェアの喧騒から離れ、この新しいアドレスは、アメリカン・シックとパリのエレガンスの中間のような、アップグレードされた体験へと通行人を誘うだろう。オープン日は未定。
つづく
公式サイト
rh.com