2025年の幕開けにあたり、12区にある文化施設グラウンド・コントロールは、「どこにでもある政治、憂鬱と闘うための小さなプログラム」をテーマに新しいプログラムを開始する。これを記念して、2025年1月22日から3月30日まで、コートのハンガーであれ、黄色いウエストコートであれ、 日用品が歴史の中でどのように政治的な意味を持つようになったかを紹介する新しい展覧会が開催される。
一般に無料で公開されるこの展覧会では、一夜にして 日常的な用途から逸脱した、ありふれた物体の目的を変えたストーリー、ジェスチャー、個人や集団の実践に焦点を当て、研究者たちの仕事を紹介している。ハンガー、編み針、黄色いウエストコート、ソースパン、ブラジャー......以前は戸棚の中にあった多くの品物が、今では中絶の権利や自由、その他多くの政治的大義を訴えるために戸棚から出てきている。
このようなハイジャックがどのように始まったのか、そして、これらのオブジェが集団的想像力の中でどのように進化し、人々の日常生活に存在する社会的関係や力関係を示す、闘争の強力なシンボルとなったのかを、遊び心たっぷりに見ていくのだ。こうした物質的な変化の歴史的背景に加え、これらのオブジェを作り、使用し、リサイクルした人々の証言も発見することで、人間味あふれる物語を通してその意義を把握することができる。
開催日および開催時間
から 2025年1月22日 へ 2025年3月30日
所在地
グラウンド・コントロール
81 Rue du Charolais
75012 Paris 12
料金表
無料