マレ地区にある中世の壮麗な邸宅、オテル・ドゥ・サンスは、フォルニー図書館も併設されているので、すでにご存知の方も多いかもしれません。しかし、その中庭には、パリジャンが見落としがちな豪華な フランス式庭園が広がっていることをご存知だろうか。
マレ地区の隠れた名所のひとつです。晴れた日が続くと、パリジャンたちは水辺で日光浴をしようとセーヌ川の岸壁に集まってきますが、一部の愛好家は ポン・マリーからほど近いところにあるあまり知られていない庭園に足を運びます。
オテル・ド・サンス通りを歩いて、ノナン・ディ・イエール通りに出れば、そこはもう秘密の花園です。この秘密の花園への入り口は7番です。まず路地を横切り、階段を登ると、この美しい正式な庭園へと導かれます。円錐形のイチイの木に囲まれた花壇は、夏には花びらの輝きでこの場所を美しく彩ります。
この美しい緑の中を自由に散策したり、周囲のベンチに座ってオテル・ド・サンスの眺めを堪能することができます。この静かな場所を最大限に活用するために、良い本を持っていくことをお勧めします。