特に秘密の歴史的な場所を探しているのなら、ここはぜひ探索したい広場だ。モンテベロ通りの近くにあるラテン地区に向かいましょう。セーヌ川のほとりにひっそりと佇むルネ・ヴィヴィアーニ広場は、驚くほど神秘的な庭園だ。
首都で最も古い教会のひとつ、サン・ジュリアン・ル・ポーヴル教会に隣接するルネ・ヴィヴィアーニ広場からは、首都の息を呑むような眺望が楽しめる。最初に目に入るのは、 彫刻家ジョルジュ・ジャンクロによるモダンなブロンズの噴水。天気の良い日には、周囲のアーチにバラが咲き乱れ、この 秘密の花園にロマンチックな雰囲気を添えている。
しかし、公園の日陰の奥深く、教会の方に進むと、ルネ・ヴィヴィアーニ広場のもっと神秘的な一面を発見することができる。ここには、12世紀に遡る井戸の跡や、欄干、尖塔、ゴシック様式の柱頭に彫られた古代の石が残されている。
パリ最古の木もここにある。1601年に植えられた巨大なイナゴの木だ。この木を植えたのは植物学者のジャン・ロバンで、彼はこの種をフランスに持ち込んだ。400年以上もの間、首都で最も古い木は毎年春に花を咲かせてきた。この種の樹木の高さは通常10メートル以下であるのに対し、現在では高さ15メートル、周囲3.50メートルに達している。現在はコンクリート構造物がこの歴史的なロビニアを支えている。