観光地化されていないパリ20区とその近隣には、あまり知られていない遺産のおかげで、私たちを驚かせてくれるものがたくさんある。 アレクサンドル・デュマ駅や ペ ール・ラシェーズ墓地からほど近い シャロンヌ地区を散策すると、独特の建築様式を持つ堂々とした真っ白な教会に出くわす。その大きさを考えると、ほとんど対面するまでその姿を目にすることがないのは驚きだ。これがパリ 20区の隠れた名所のひとつ、サン・ジャン・ボスコ教会だ。
1933年から1937年にかけて建てられたこの カトリック教会は、ルーマニア人 建築家デュミトル・ロッターとその息子ルネによって設計されたアールデコ様式が特徴だ。また、ノートルダム・デュ・ランシー教会からもインスピレーションを受けている。高さ53メートルの尖塔は周囲を圧倒し、内部にはジャン・ゴーダンや アントワーヌ・ベサックのステンドグラス、3世代にわたるガラスとモザイクの巨匠の王朝と言われるモジェマン工房の装飾品や祭壇がある。
それは知られるに値する傑作である。パリのサン=ジャン=ボスコ教会は、外観も内観も印象的な、パリで最も注目すべき建築物のひとつである。建築、歴史、芸術、スピリチュアリティを愛する人々には、20区にあるこの遺産の宝庫を訪れることを強くお勧めする。
所在地
聖ヨハネ・ボスコ教会
79 Rue Alexandre Dumas
75020 Paris 20
アクセス
メトロAvron(2号線)、Alexandre Dumas(2号線)
公式サイト
www.saintjeanbosco.fr